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FlashAirがEyefi Connected機能を搭載予定

2016年度中にも製品化 Eyefiクラウドも利用可能に

Class10に対応したFlashAir SD-WE

株式会社東芝は8月23日、Eyefi Connected機能を内蔵したFlashAirの製品化を2016年度中に予定していると発表した。

Eyefi Connected機能は、カメラからSDメモリカードを制御することができるカメラ連携機能。既存のEyefi製品に搭載されており、10社以上300機種以上のデジタルカメラが対応している。

Eyefi Connected機能の搭載により、カメラ側からSDメモリカードの無線のオン/オフ設定が行えるようになる。また、無線通信と連動したカメラの電源制御が可能となり、データ転送中の電源停止を防げるとする。

あわせて8月下旬には、スマートフォン用アプリのEyefi MobiとFlashAir(Class10対応品)との間で通信が可能になる予定。写真の自動転送や、Eyefiクラウドサービスへの自動バックアップなどが利用可能になるという。普段はEyefiクラウドへ自動バックアップしておき、ここぞというときはスマートフォンへ直接転送を行う……といった使い分けが可能になることが考えられる。

EyefiとFlashAir、無線LAN搭載SDカードとしてともに並び称される両者が、ここにきて歩み寄った衝撃は大きい。Eyefiクラウドのリリース当初から、Eyefiはハードウェア(無線LAN搭載SDカード)の販売からサービス運営へと重心を移しており、今回の発表もその一端と捉えることができそうだ。6月にはEyefiクラウドをリコーの研究子会社が取得しており、開発に関する新しい発表について示唆していた。

Eyefiクラウド