写真家の引き出し

ポートレートからブツ撮りまで大活躍中のハンドサイズLED

Ulanzi V81LEDビデオライト+ミニ三脚+スマホホルダー(こばやしかをる)

スナップや風景、ポートレート、スポーツ、鉄道、航空機など各分野で活躍されている写真家に普段の撮影で活躍しているアイテムや便利グッズをご紹介いただきました。写真家たちは撮影機材のほかにどのようなアイテムを駆使して撮影を進めているのでしょうか。便利ポイントや具体的な活用方法も教えていただきました。(編集部)

愛用品

今回はUlanziのLEDライト「V81LEDビデオライト」を取りあげてみたいと思います。

何といっても特徴は軽量・コンパクトサイズで携帯に便利なところ。光量と色温度を調整できるうえ、ミニ三脚とスマホホルダーの活用でVlog撮影から料理・小物などのテーブルフォトまで、カメラを選ばず使えて便利な一品です! ライトの上にさらにマイクなどを取りつけることもできるので気軽なVlog撮影も可能。スマホホルダー+ミニ三脚で使用すれば手が空くので、身近な人とのLINE通話ではお茶しながらおしゃべり。なんていう使い方も。

ビデオ通話の会話中に手が空くのも嬉しい。

愛用している理由

オンライン講座の際に使う補助光として購入したアイテムでしたが、買って大正解。リングライトも検討しましたが、ライトスタンドが必要で場所もかなり占有されてしまうため、この商品を選びました。机の上に置けるミニ三脚のサイズも良く、PCの向こう側にライトを立てて置くだけで使えるという気軽さが特に気に入っています。

側面がフラットで四角いデザインは、三脚がない場合もどこにでも置けるメリットがあり、テーブルフォトのライティングでも大活躍。自然光や室内蛍光灯+補助光として、またスポットライティング的に使うなど、かなり使用頻度が高いです。

便利ポイント

スマホでもコンデジでも、ストロボがない一眼にも補助光として役立ちます。携行性に優れている上、怪しまれない(笑)コンパクトサイズ。街中でのポートレートスナップでも活躍してくれました。

スマホホルダーは背面にも三脚穴があり、コールドシューもある。スマホをホールドする爪部分にもシリコンゴムがついており機材を傷つけない仕様。結構気が利いている。

現在の製品は私が購入した当初よりも光量がアップしていて、光量調整の他、色温度調節、バッテリー残量まで見られるようになっています。USB Type-Cケーブルでの充電ということもあり、バッテリーチャージャーさえあれば心配無用です。満充電で約3時間位使用でき、防災グッズとしても役立つこと請け合いです。

手持ちのスマートフォンでも気軽なVlog撮影が可能。

活用例

洋風鍋を撮影してみました。有り無しで素材の立体感、シズル感が全く違うことがわかると思います。

上:室内蛍光灯のみ 下:+LEDライトを逆光位置(お鍋の向こう側から)にて使用

1灯のみで金属のいい質感が出せました。フリマサイトで売上アップしそうな撮影も手軽にできるところもポイント。

LEDライト+レフ板使用

写真家。東京都北区出身:デジタル写真の黎明期よりプリントデータを製作する現場で写真を学ぶ。撮影・講師業の他、デザイン制作・企画、プロデュース、ディレクションまでをフィールドとするクリエイターであり、写真・カメラ雑誌、Web等への執筆・寄稿なども行っている。『RICOH GR III PERFECT GUIDE』(インプレス)寄稿。NY国際写真賞 IPA2021 プロフェッショナル ファインアート部門 入選。