岡嶋和幸の「あとで買う」

1,511点目:新登場の手ごろなマット系ファインアート紙

Hahnemuhle「フォトマットファイバー」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

Hahnemuhle「フォトマットファイバー」

本日発売の『デジタルカメラマガジン』最新号では、担当するプリント連載で手ごろなマット系ファインアート紙を取り上げています。A4サイズのファインアート紙は1枚あたり300円以上で、気に入って使っているものは500〜1,000円くらいします。

それらを選ぶ理由は風合いだったりするのですが、だからといっていきなり使いこなすのは難しいでしょう。プリント環境のほか、セットアップなどちょっとしたミスで用紙の性能を生かしきれなかったりします。

そこで今回は、比較的気軽に使いやすいファインアート紙を選んで刷り比べています。本日の「フォトマットファイバー」は最近発売になったばかりのファインアート紙で、人気のHahnemuhle(ハーネミューレ)の製品ということで気になっている人もいるでしょう。A4サイズの25枚入りの販売価格は5,530円前後で、1枚あたり約221円の計算になります。

7月21日(月)に「作品プリントワークショップ/なぜプリントをするのか?」を開講します。本日のこちらの用紙は使用しませんが、プリントの基本を学びたい人、ファインアート紙で作品制作を始めたい人はこの機会にいかがでしょうか。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。