岡嶋和幸の「あとで買う」

1,477点目:キョンのセーム革で愛機をクリーニング

FCpoipoi「天然セーム革」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

FCpoipoi「天然セーム革」

本日はキョンのセーム革でできたクリーニングクロスです。キョンとはシカ科の特定外来生物で、中国や台湾に自然分布していますが、日本だけでなくイギリスにも移入しているようです。

私と同世代の人は漫画『がきデカ』に登場する「八丈島のキョン」でお馴染みの動物ですが、実際には八丈島植物公園の中で飼育されているだけで、野生化しているのは房総半島と伊豆大島です。私が住んでいる外房エリアにはたくさん生息していて、家の庭にもよくやってきます。

車でひきそうになったり、鳴き声が気持ち悪いなどとても迷惑な存在なのですが、クリーニングクロスとして役に立つのですね。

柔らかい天然の本革で、カメラやレンズのメンテナンスにも使用可能です。繰り返し洗濯できてずっと長く使うことができます。Amazonではキョンのセーム革だけでたくさんの製品が販売されていてびっくりです。こちらの製品の販売価格は1,234円前後です。ちなみにキョンのジビエ料理はすごく美味しいらしいです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。