岡嶋和幸の「あとで買う」

959点目:鏡面光沢で人気のプリント用紙がリニューアル

三菱王子紙販売「ピクトリコプロ・ホワイトフィルム プラス」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

三菱王子紙販売「ピクトリコプロ・ホワイトフィルム プラス」

ピクトリコからダイヤミック、そして三菱王子紙販売と社名が変わっても「ピクトリコ」ブランドは健在です。私にとってピクトリコといえば「ホワイトフィルム」なのですが、この秋にリニューアルしました。ほかのラインアップ同様、製品名に「プラス」が追加されています。この製品は紙ではなく樹脂フィルムなのですが、従来品より厚みが増し、紙色も少し変更になっています。

来月発売のデジタルカメラマガジンのプリント連載で紹介するためすでに使ってみたのですが、プリントの満足度が大幅アップといった感じです。インクジェット複合機など染料プリンターをお使いの方はぜひ試してみてほしいです。販売価格は10枚入りのA4サイズが3,800円前後です。フォトコンテストの応募作品にも良いと思います。顔料プリンターの場合、この用紙の特徴である鏡面光沢が半減します。機種によってその傾向は異なるので、レビュー記事ではそのあたりにも触れるつもりです。興味のある方は、デジタルカメラマガジンの2024年2月号を楽しみにしていてください。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。