岡嶋和幸の「あとで買う」

899点目:映える工場写真が撮れる絶景スポットを紹介する本

小林哲朗『行って眺めて撮る! 巨大工場探訪ガイド』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

小林哲朗『行って眺めて撮る! 巨大工場探訪ガイド』

巨大工場の絶景撮影地をまとめた1冊で、日本全国45都市、114カ所が紹介されています。ギャラリーページはもちろん、それぞれの撮影スポットに掲載されている写真はどれも美しく見応えがあります。魅力的な工場写真が盛りだくさんで、実際に足を運んで撮りたくなります。

著者の小林哲朗さんはある撮影イベントでお会いしたことがあります。私はセミナーを担当していたので、小林さんが担当の撮影会に同行することができず残念な思いをしました。直接いろいろ教えてもらいたかったのですが、でもこの本には小林さんがピックアップした工場スポットの見どころ、撮影や画像処理のヒントなどが解説されているので心強いです。販売価格は2,750円で、Kindle版もあります。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。