岡嶋和幸の「あとで買う」

836点目:プロアマを問わず家族写真の撮影に役立つ本

北井一大『営業写真の撮り方見本帖』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

北井一大『営業写真の撮り方見本帖』

本書は選ばれるフォトグラファーになるための営業写真の撮り方などを解説した実践的なガイドブックです。

営業方法、継続して仕事を得るために必要な考え方や心構えなども紹介されているので、そのような活動を目指している人にとって貴重な情報源となるでしょう。ファミリー、七五三、お宮参り、ウエディング、成人式といったジャンル別で紹介されている人物撮影の方法は、営業写真に限らずすべてのカメラユーザーに役立つ内容です。

撮影やライティングのポイントを図解を交えて分かりやすく解説されていて、プロアマを問わず、家族や友人など身近な人を撮影するときのヒントになります。販売価格は2,970円で、Kindle版もあります。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。