岡嶋和幸の「あとで買う」

651点目:平台車にプリンターを載せて移動&収納

KAWAJUN「ユニキャリア」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

KAWAJUN「ユニキャリア」

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平台車とはハンドルのない台車のこと。フラットなので、荷台より大きなものを載せることができます。荷物の移動だけでなく、家電製品などを載せ、使わないときは家具の隙間などに収納するといった使い方もできます。私は暗室作業で出た廃液を貯めるためのポリタンクをテーブルの下に収納するときに利用しています。20Lのポリタンクが6個あり、樹脂製の平台車を連結し載せているのですが、廃液が満タン近くなるとすごく重いので助かっています。

今回はインクジェットプリンターを載せるための平台車を探すことにしました。キャスター付きのプリンター台などインテリアにマッチしそうな製品はいろいろ販売されていますが、それらは木製のものが中心でちょっと頼りない感じ。A3ノビ対応の上位クラスのインクジェットプリンターはそれなりに重量があるので、見た目はいまひとつかもしれませんが平台車のほうが合っているでしょう。仕事部屋の床はカーペットなので自重で安定し、印刷中に動いたりすることはないと思います。複数の平台車を連結するのも良いのですが、単体で載せられるサイズのものを探してみました。

キヤノンのPRO-G1とPRO-S1の収納時の幅は639mm、奥行きは379mmで、「KAWAJUN」(カワジュン)の「ユニキャリア」が680×400mmなのでぴったりな感じです。荷台に凹凸がある点が気になるのですが、耐荷重は130kgとしっかりした作りになっています。販売価格はスチール仕様のナイロン車で3,300円前後。ブルー、グリーン、レッド、ブラック、グレーとカラーバリエーションが豊富で、ステンレス仕様やゴム車の組み合わせも選べます。

エプソンのSC-PX1Vの収納時の幅は515mm、奥行きは368mmで、「山善」の「スマート連結平台車」が600×400mmなので良さそうです。耐荷重は80kgと余裕があります。販売価格は3,000円前後で、色はオリーブ、ターコイズブルー、ダークブラウンが選べます。A3ノビ対応のプリンターは大きくて重く、設置場所がないので欲しくても買えないという人は、平台車の活用をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。