岡嶋和幸の「あとで買う」

642点目:大切な機材を温められるインナーボックス

Vixen「カメラバッグインナーヒーター」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

Vixen「カメラバッグインナーヒーター」

今回は「Vixen」(ビクセン)というブランドの、ヒーターを搭載したインナーボックスです。大切な機材を衝撃だけでなく、寒さからも守ることができる製品です。保温性、断熱性の高い厚手のウレタンフォームを使用しているため衝撃に強く、ヒーターの熱が逃げにくくなっています。形状をフレキシブルに変えられるため、いろいろなバッグに対応できます。機材の結露やバッテリー低下の対策に、今の季節はあると便利でしょう。

布製のヒーターユニットを採用し、着脱式なので位置を自由に変更できます。温める機材と常温の機材を仕切りパッドで分離することも可能です。電源はUSB給電で、別途モバイルバッテリーが必要です。内側は起毛したポリエステル素材で水分が乾きやすく、ヒーターによりドライな環境を維持しやすくなっています。販売価格は1万3,000円前後です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。