岡嶋和幸の「あとで買う」

375点目:レンズに装着してフィルムを撮影するアイテム

JJCのフィルムデジタイズアダプター

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

JJCのフィルムデジタイズアダプター

244点目でJJCのフィルムデジタイズ配光アダプターキットを紹介しましたが、今回はレンズに取り付けるフィルムデジタイズアダプターです。ニコンやカムフリックスなど従来からある製品と同じタイプなのですが、販売価格は9,000円前後とよりお買い得な感じです。スマートフォンで気軽に撮ってSNSにアップするのではなく、フィルム写真をより高画質でしっかり残したい人に最適といえるでしょう。

商品ページでニコンのD850がおすすめとなっているのはネガフィルムデジタイズ機能があるからで、もちろん他の機種でも使えます。フィルター径変換リングが付属していて、推奨レンズは各社の中望遠マクロとなっています。LED配光ライトがセットになったパッケージも選べます。約4,000円高くなりますが、光が安定するなどメリットは大きいと思います。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。