岡嶋和幸の「あとで買う」

372点目:写真展でも活用できるウォールシェルフ

無印良品「壁に付けられる家具棚」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

無印良品「壁に付けられる家具棚」

ウォールシェルフとは、壁に設置して使う棚のことです。小物などのディスプレイをオシャレに楽しめて空間を有効活用できます。いろいろな製品が販売されていますが、クギやネジで固定するタイプは壁に穴を開けてしまうので、賃貸住宅では避けたいところです。耐荷重が小さくなってしまいますが、ピンやホッチキスで固定するタイプもあります。

私は小さなフォトフレームを飾ろうと考えているのですが、これまで足を運んだ写真展では額装作品をその上に乗せていたり、フォトアルバムを立てかけるほか、ポストカードや名刺などの配布物を並べている人もいました。その方が来場者も手に取りやすく効果的といえるでしょう。

今回の製品はそのような用途にぴったりだと思いました。無印良品の店舗やネットストアでも購入できますが、配送料を考えるとAmazonの方がお得かも? 石膏ボード以外の壁には使用できませんが、付属のピンで取り付けた樹脂製のフックに棚を差し込んで固定します。販売価格はウォールナット材突板が1,400円前後、オーク材突板が1,200円前後です。幅が11cmとコンパクトなのですが、44cmと88cmの幅広の製品もラインアップされていて、こちらはライトグレーも選べます。写真展でカードなどを置くのなら「壁に付けられる家具トレー」「壁に付けられる家具箱」「壁に付けられる家具ポケット」などの製品も良いかもしれません。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。