岡嶋和幸の「あとで買う」

347点目:ベタ焼きをモチーフにしたフレームが格好良い

富士フイルムのチェキフィルム「コンタクトシート」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

富士フイルムのチェキフィルム「コンタクトシート」

富士フイルムのインスタントカメラ「instax」シリーズ(チェキ)はレンズエフェクトやフィルムエフェクトといった機能だけでなく、使用するフィルムでもいろいろ楽しめます。最近のお気に入りは「コンタクトシート」です。1パック10枚入りで、販売価格は800円前後です。その名の通りフィルム写真のコンタクトシート(コンタクトプリント、ベタ焼き)をモチーフにしたチェキフィルムで、ネガカラーフィルムのものに似せた黒地にオレンジの文字のフレームが格好良いです。

たくさん並べるとコンタクトシートのような見せ方になるので、フォトアルバムに収納すると良さそうです。失敗写真もあえて混ぜるとよりリアルな感じが出せるでしょう。富士フイルムのチェキ用アルバムもありますが、他社からもいろいろ発売されています。ちなみにトレーディングカード用のコレクションファイルは種類が豊富で、どれもポケット数が多いのでコンタクトシートっぽく見せるには良いかもしれません。チェキフィルムは54×86mmで少し厚みがありますが、例えば「PAKESI」というブランドの製品はポケットサイズが69×97mmなのでいけそうな気がします。

フォトフレームに入れて部屋に飾るのも良いでしょう。89点目でAmazonベーシックのinstax用フォトフレームを取り上げましたが、その8面スタイルが合っていると思いました。マット付きでフィルムとフィルムの間隔が空いてしまいコンタクトシートっぽさは薄れますが、なかなかオシャレな感じで見せられそうです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。