デジカメアイテム丼
進化した傘ホルダーが雨天撮影の強い味方に!
エツミ「アングルレインブラケットプロ」
Reported byブリリアント山崎(2016/3/29 08:00)
皆さんは雨だからと撮影を諦めてはいないだろうか? 雨の日には雨の日にしか撮れない情景があるもの。雨でも積極的に撮影に臨みたいところだが、カメラと傘を同時に持っての撮影は難儀するのも事実である。
そこで今回はそんな皆さんに打って付けのアクセサリー、エツミ「アングルレインブラケットプロ」(E-6675)をご紹介したいと思う。
アングルレインブラケットプロはストロボ用のアンブレラホルダーとしても使えるが、この製品の大きな特長は一般的な雨傘を固定できる点にある。アングルレインブラケットプロ側面に直径10mmまでの傘の中棒を取り付けることが可能で、ほとんどの雨傘や日傘に対応している。
運良く天候に恵まれたと言うべきなのか、タイミング良く雨が降ったため実際に雨の中でアングルレインブラケットプロを使用してみた。
可動範囲の拡大で真下にも向けられる
実はエツミからはアングルレインブラケットプロの他にも、レインブラケットII、レインブラケットDXIIといった雨傘用のブラケットが発売されているのだが、レインブラケットIIは傘の角度が変えられない。またレインブラケットDXIIは傘の角度を変えられるものの、仰角・俯角ともに30度ずつという可動域の制限があり、加えて三脚使用が前提の構造となっている。
対してアングルレインブラケットプロは360度フリーアングルのため、カメラを極端に上下方向に向ける撮影であっても、傘のアングルに制限が少ないため、俯瞰撮影などでも雨が降ってくる方向に傘を向けることができるようになっているのが特長である。
加えて、三脚を使用しない場合でもアングルレインブラケットプロを介してカメラと傘を連結できるため、重量はあるものの三脚を使用しない手持ちでの撮影にも対応している点も見逃せない。
高機能ゆえ、アングルレインブラケットプロは組み立て状態では嵩張るものの、簡単に分解・組み立てができるため、嵩張りが気になる場合は分解した状態で持ち運べば良いだろう。
縦位置でも使用可能
アングルレインブラケットプロを実際に雨の中で使用してみたところ、傘の固定力は良好で、不安定な部分は感じられなかったが、風が強い日などは三脚が転倒したりブレの原因にもなるため使用は控えたい。
使い始めた当初は「三脚→雲台→アングルレインブラケットプロ」の順で重ねて使用していたのだが、良く考えるとこれではカメラを縦位置にした際に傘も横に倒れてしまう。360度角度調節ができると言っても前後ティルト方向のみであるため、カメラを横に傾げる縦位置撮影はこの状態では傘も横倒しになってしまい使用できない。
縦位置撮影も想定される場合は、「三脚→アングルレインブラケットプロ→雲台」の順で組み立てることで縦位置撮影時にも対応できるようになる。