デジカメアイテム丼

持ってるレンズで手軽に接写

ケンコー「デジタル接写リングセット マイクロフォーサーズ用」

 ケンコー・トキナーの「ケンコー デジタル接写リングセット」は、カメラボディとレンズの間に装着し、AFカメラの利便性を維持しながらレンズ本来の撮影範囲を超えた接写を楽しめるアイテムだ。

デジタル接写リングセット。10mm(左)と16mm(右)のリングが含まれる。価格は税別1万7,800円。ミラーレス用はマイクロフォーサーズとEマウントがある

 「マクロ撮影にはマクロレンズ」をお勧めしたいが、このデジタル接写リングがあると、マクロレンズが手元にない状況でも撮影の中にワンポイントとしてクローズアップを取り入れられたり、手持ちレンズの違った一面を覗くような実験感覚で楽しめる。

カメラとレンズの間に10mm接写リングを装着。リングの厚みがレンズ全体を繰り出したような状態をつくるため、フォーカス可能な範囲が近距離側に移動する。そのため、より近くにピントが合うかわり、遠くにピントが合わなくなる

 このマイクロフォーサーズ用デジタル接写リングのセット内容は、10mmと16mmの接写リングが計2つ。2段重ねでも使用できる。どちらも装着時は無限遠が出ないうえ、フォーカス範囲がかなり限定される。そういった点でも、もともと遠景から接写までピントが合わせられるように作られたマクロレンズを置き換えるアイテムではない。

電子接点を持っている

 本稿で組み合わせているレンズは、オリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」。通常撮影時にはボケを活かしたポートレート撮影などを手頃に楽しめるレンズだが、さらに接写リングを使って欲張ってみた。

 このレンズは単体での最短撮影距離が50cmで、接写リングと組み合わせることで以下のように撮影倍率を高められた。

撮影倍率のイメージ。接写リングなし・最短距離
10mm装着
16mm装着
10mm+16mm装着

 ケンコーのデジタル接写リングセットには、ミラーレスではマイクロフォーサーズのほかにソニーEマウント用があり、セット構成は異なるが一眼レフ用ではキヤノンEF/EF-S、ソニーA、ニコンF用が販売されている。各人のアイデアで楽しんでいただきたい。

ピントがシビアなので、何枚か撮影して好ましいカットを選んだ。高感度でシャッタースピードを稼ぎ、被写体ブレ&手ブレを防いでいる。絞り優先で+1EV補正。オリンパスE-M1 / ISO1000 / M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 / F2 / 1/125秒

(本誌:鈴木誠)