デジカメアイテム丼

Think Tank Photo「エアポート・エッセンシャルズ」

飛行機移動に優しいノートPC対応カメラリュック

 シンクタンクフォト(Think Tank Photo)の「エアポート・エッセンシャルズ」は、中級一眼レフカメラ機材と13型までのノートPCなどをまとめて背負えるカメラバッグだ。実勢価格は1万9,950円前後。

 筆者は昨年9月にドイツで行なわれた「フォトキナ2012」の取材に向けてこのバッグを購入した。標準ズームレンズを装着したデジタル一眼レフカメラ、望遠ズームレンズ、クリップオンストロボ、サブのコンパクトデジタルカメラといった撮影機材に加え、会場で記事を書くためのノートPCや電源タップといった機材もまとめて持ち歩くためだ。

 リュックタイプを選んだのは、会場内や機材を持ったままでの徒歩移動が多いことを想定したため。忙しく動き回りがちな海外取材には、カメラ用バッグならではの扱いやすさが何より頼もしい。

 本体サイズは外寸29.2×45.7×17.8cm、本体重量は仕切りを全て入れた状態で約1.6kg。ほどよく芯のある箱形のため足元でしっかり自立する。電車の中では膝に置いても床に置いても大きく場所を取らない。縦横に持ち心地のよいハンドルがあり、ちょっとした場所の移動もラクに行なえるのもよい。

 飛行機の機内持ち込みに適したサイズも特徴だ。ANAを例にとると、機内持ち込みのサイズ制限は「3辺の和が115cm(45インチ)以内かつ55×40×25cm以内」とされている。飛行機の座席下にもすっぽり収まった。

上面のハンドル。クッションが入っており持ちやすい
側面にも同様のハンドルを装備。バッグを降ろす際に掴んだり、何かと便利

 バッグの構造上、机や地面に置き、前面フラップを開けてから機材を出し入れする。歩きながら気まぐれにカメラを取り出して撮影するようなシーンには向かないが、開けると常にカメラ収納部全体を見渡すことができるため、機材の出し入れや交換は早い。専用のカメラバッグを使うメリットを感じる瞬間だ。

 ちなみにエアポート・エッセンシャルズでは、縦位置グリップのない中級一眼レフカメラ程度までのカメラに対応する。高さのあるプロ機などを収納したい場合は、より大型の「エアポート・コミューター」か「エアポート・アクセレレーター」が向くだろう。

収納例。キヤノンEOS 7DとEF 70-200mm F4 L IS USMを入れている。量にもよるが、1泊分の必需品程度は預け荷物と別に持てるだろう
フラップ側にマチのないメッシュポケットを備える。使用頻度の低い小物を入れた
表側の収納部には各種ポケットがある。写真では11型のMacBook Airを収納。その前面にはiPad用のポケットも備える(iPad miniにはだいぶ深い)。ここにA4クリアファイルなどもすっぽり入る
上面にポケットとカードホルダーを装備

 ノートPCなどの収納部が外側にあるため、空港のセキュリティチェックで取り出すのが容易でありがたい。同じ前面収納部にクリアファイルに入れた資料などをまとめて入れておけるのも安心だ。南京錠の付くジッパーやワイヤーロックを装備するなど、セキュリティにも配慮されている。

ジッパーは南京錠を付けられるようになっている
ワイヤーロックを備える
側面のポケットには、折り畳み傘や500mlのペットボトルなどを入れられた。深さがあり安心感が高い
背中とストラップ部分のクッションが快適。機材重量以外の負担は感じなかった

 レインカバーはまだ使用する機会がないが、分離タイプのものが付属していた。ほかにもストラップの余った部分をまとめられたり、ウエスト部分のベルトを不要時に収納しておける工夫も嬉しい。この辺りの配慮はさすがThink Tank Photoといったところだろう。

 価格も同社バックパックの中では手頃な位置づけ。機材や撮影スタイルが合えば、ロケや撮影旅行の頼れるパートナーとなってくれるはずだ。

(本誌:鈴木誠)