フォトアプリガイド
SuperPhoto Full(Android)
1,300以上のエフェクトが利用できるカメラアプリ
Reported by 飯塚直(2013/11/12 08:00)
今回は、公称1,300以上(エフェクトの強度違い含む)のエフェクトとフィルターを利用できるカメラアプリ「SuperPhoto Full」を紹介する。さすがの数だけあって、数多くの珍しいエフェクト&フィルターが利用できる。
試用バージョンは1.47。ダウンロード料金は388円。
まず「SuperPhoto Full」を起動すると、写真の選択画面が表示される。「ギャラリー」「カメラ」「Facebook」の3つから画像の選択先を選べるが、端末内の画像を使う場合は「ギャラリー」をタップしよう。
画像を選ぶと、エフェクトとフィルターの選択画面が表示される。この時選択されているのが「新しい追加」(新規追加分)だ。画面を上下にスワイプして利用したいエフェクトorフィルターをタップする。
本アプリを使ってみて思ったのが、エフェクトとフィルターの表示がユニークであるということ。画面右上にある「サムネイル」アイコンをタップすると、「サムネイルサイズを変更」と「ディフォルト サムネイル」という2つの項目が利用できる。
「サムネイルサイズを変更」とは、そのままの意味で“サムネイルサイズ”を変更する機能。サイズを小さくすることで、1画面になるべく多くのサムネイルを表示できるというものだ。
この機能は数に特化したフィルター系カメラアプリでたまに見かける。
で、ユニークなのが「ディフォルト サムネイル」の方だ。本機能を使うと、サムネイル画像を初期設定の「薔薇」を含め「女の子」「シティー」「オウム」「旧車」「フルーツ」という6種類のディフォルトサムネイルから選択できるようになる。
これから編集する画像に近いものを選べば、どんな雰囲気になるか、ある程度イメージが可能になるというわけだ。
もちろん、選んだ画像そのものをリアルタイム処理してサムネイル化するアプリもあるので、これがベストとはいえないが、他ではあまり見ない機能なだけに驚いたのが正直なところだ。
エフェクトとフィルター選択画面の左上にある「新しい追加」部をタップすると、カテゴリーを変更できる。
用意されているカテゴリーは「フィルター」「フレーム」「3D」「コンボ」「分裂」「ピンぼけ」「テクスチャ」「パッチワーク」「ブラシ」の9種類。
それに加えて「お気に入り」がある。各カテゴリーに相当数のコンテンツが用意されているため、お気に入りの存在はとても重要。
ちなみに「フィルター」で選べるのは215種類。強度の調整に対応しているものもあるので、トータルとしては215種類以上となる。
気に入ったエフェクトorフィルターを見つけたらタップして適用すればいい。ただしここでちょっと問題がある。
というのも、その都度エフェクトやフィルターのダウンロードが始まるからだ。アプリの説明に「このアプリを作動するにはインターネットが必要です!」とある。とどのつまりは、一回一回ダウンロードする作業が入るということだ。これがとんでもないストレス。不便の一言だ。
善意的に考えれば、利用できる(搭載するではない)エフェクトやフィルター数が多いだけに、アプリサイズが大きくなるためとも考えられる。しかし昨今発売された端末は、(少なくとも日本では)大容量化されているため、あまり神経質にならなくてもよい。グローバル展開しているアプリであるがために(海外端末は廉価タイプのベーシックモデルが数多くある)、このような状態なのかもしれない。
画面右上の「設定」アイコンでは、エフェクトの切り替え(他のエフェクトに使用)や高クオリティ化(HD)が利用できる。
加工時にリサイズされてしまうが、「HD」をタップすることで、最高1,280×1,280のHDクオリティ処理が可能だ。
また、「お気に入り」をタップすることで、お気に入り登録が可能となる。気に入ったエフェクト&フィルターを見つけたら積極的に登録したい。
「他のエフェクトに使用」をタップすると、カテゴリー画面へと切り替わる。
エフェクトとフィルター選択画面の左上にある「新しい追加」部をタップするよりも、案外この画面の方が選択しやすい(カテゴリーが表示仕切れない可能性があるという意味で)。
とにかく、エフェクトをダウンロードしなければならないという問題はあるものの、ひとつのアプリでこれだけの数を扱えるというのは魅力であり強みだろう。
少々クセのあるアプリなので、まずは無料版「SuperPhoto」を試してみることをオススメする。