写真展

鈴木達朗写真展「軋轢 / 東京ストリート」

(東京カメラ部 THE GALLERY)

2008年より渋谷を中心としたストリートスナップの撮影を継続する鈴木達朗(すずきたつお)の初個展。 被写体と徹底的に対峙し、焦げ付くような焦燥感、緊張感、ビート感をモノクロ写真で表現する。 それは、撮影者の脳裏には常にパンクロック、ビートロックが焼き付いており、その反映に他ならない。 どこまで写真でそのビート感を表出できるのか。 その最初の試みが今回の写真展となる。 尋常ならざる人間への関心、興味が、撮影者をストリート写真へと導いた。 街の雑踏、熱、猥雑さと被写体の交錯、記録。そうした試みを提示する。 モノクロ、A2、21枚。

<タイトル「軋轢」(あつれき)について>
被写体との対峙、撮影者自身との対峙、あるいは街そのものが保持するそうしたざらざらとした感触。 そのような緊迫した一瞬を今回の写真展では表現しようと試みた。 それはまさしく軋轢そのものだ。 そしてこのタイトルは、撮影者が敬愛するロックバンド、フリクションのファーストアルバムのタイトルでもある。 フリクションへのリスペクトを込めて、今回のネーミングとした。 抜群の都市に対するビート感覚を持つフリクション、そして撮影者はそれを写真で表現しようと模索する。

(写真展情報より)

会場・スケジュールなど

  • ・会場:東京カメラ部 THE GALLERY
  • ・住所:東京都渋谷区東京都渋谷区神宮前6-28-5宮崎ビル3
  • ・会期:2015年10月7日水曜日~2015年10月18日日曜日
  • ・時間:13時~20時
  • ・休館:10月13日火曜日

作者プロフィール

1965年東京生まれ、早稲田大学卒。 23年間富士通株式会社で営業職を勤務後、フリーランスの写真家として独立。

<主な受賞歴>
2009年神奈川県展 準大賞2013年 Photolux(PhotoVogue 部門) (イタリア、ルッカ)グランプリ、 東京カメラ部10選選抜 他入選入賞多数。

(本誌:河野知佳)