写真展

名村一義写真展「冬の使者 白鳥」

(ニコンサロン)

日本の冬景にマッチした白い翼、白鳥。秋から春先まで日本本土で過ごすが、その家族愛や仲間同士の感情には誠に興味がつきない。

鳥インフルエンザが騒がれるまでは、白鳥の越冬地では地域の人々によって給餌活動が盛んであった。そのときの白鳥たちの表情は、身近で手に取るようにみえたが、今はもう給餌の地域も少なくなってしまい、白鳥と人との共生エリアのようなものが遠のいてしまったようだ。

白鳥の目は、実に愛らしい。しかも、喜びのときも、悲しみのときも、無表情のように見える。そこがまた、たまらなく惹きつけられる。

作者が白鳥の撮影を始めて7シーズン目になる。優美な飛翔や仲間たちとの争い、佇まいでののどかな日々、ユーモアな姿態、愛の仕草、厳しい採餌風景、そして傷つき飛べない個体、さまざまな場面があった。

白鳥にとって日本で過ごすおよそ6ヶ月は決して安泰の時ばかりではないが、作者は生きることの強いこだわりを、賛歌のように表現しようとしている。カラー37点。

(写真展情報より)

  • ・会場:ニコンサロンbis大阪
  • ・住所:大阪府大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
  • ・会期:2014年10月23日木曜日〜2014年10月29日水曜日
  • ・時間:10時30分〜18時30分(最終日は15時まで)
  • ・休館:会期中無休
  • ・入場:無料

(本誌:武石修)