写真展告知

坂上行男写真展「駅の時間」

(リコーイメージングスクエア新宿)

再開発事業により変貌していく駅周辺の景色と、そこにいる人々の姿を3年間にわたって撮影したモノクロ作品約30点で構成。

「駅の時間」 (えきのじかん) / リコーイメージングスクエア新宿 / コミュニティ|RICOH IMAGING

町の「川俣駅周辺整備事業計画」が起こったのは2010年の春頃だったと記憶しています。

そして2016年1月21日、この事業の核となる川俣駅新駅舎が完成しました。

工事現場がここに出現したのが2013年4月。

この時から撮り始めて3年2ヶ月が過ぎて、今の景色を眺めた時、屋根の形や壁の色が変わっても、行き交う人々の影の形はあの頃とあまりかわっていないと思われました。

みんなの心の中で、時間はほんとに流れたのかと疑ってしまったりしています。

私のGR LENS 18.3mmは止まった時間を旅したようです。

そして、ここを利用する多くの人たちもまた、止まった時間を漂うような短い旅を繰り返すのだろうと思ったりしています。

―――坂上行男

「駅の時間」 (えきのじかん) / リコーイメージングスクエア新宿 / コミュニティ|RICOH IMAGING

会場・スケジュールなど

  • ・会場:リコーイメージングスクエア新宿 ギャラリーII
  • ・住所:東京都新宿区西新宿1-25-1新宿センタービルMB(中地下1階)
  • ・会期:2017年5月3日(水)~5月15日(月)
  • ・時間:10時30分~18時30分(最終日16時まで)
  • ・休館:火曜日
  • ・入場:無料

作者プロフィール

1951年 群馬県邑楽郡明和町中谷、川俣駅近くに生まれる。
1970年 日本大学芸術学部写真学科を中退。
1976年 川俣駅ごく近くに坂上スタジオを開業。現在に至る。