写真展告知

番匠克久写真展「汽憶」

(リコーイメージングスクエア新宿)

作品のテーマは「汽憶」です。

これは造語ですが、言葉そのものの響きが気に入っており、10年ほど前から使っています。

北海道ならではの彩りや空気感を感じながら、旅情あふれる汽車の走る風景を撮影してきました。

どこまでも続く線路、ひなびた駅、遠くを走る汽車の窓明かり、走り去った後の余韻、そのどれもが旅情をかき立てます。本や詩歌、音楽、旅行、人との出会いなどがその後の人生や考え方に影響することもありますが、記憶に残るような鉄道風景もそうだと思います。

また撮影手法についてですが、情緒のある夜汽車の車窓を高感度で写し込むことなど、デジタル化とその性能の向上によって、情感表現の幅が拡がりました。思うように撮れないこともありますが、想像以上に印象的な写真になることもあります。こうして被写体と向き合った時に感じたものを素直に表現してきました。この思いを少しでも感じ取っていただければ幸いです。

「汽憶」(きおく)/リコーイメージングスクエア新宿/コミュニティ|RICOH IMAGING

会場・スケジュールなど

  • ・会場:リコーイメージングスクエア新宿
  • ・住所:東京都新宿区西新宿1-25-1新宿センタービルMB(中地下1階)
  • ・会期:2017年1月18日(水)~1月30日(月)
  • ・時間:10時30分~18時30分(最終日16時まで)
  • ・休館:火曜日
  • ・入場:無料

ギャラリートーク

2017年1月28日(土)16時~

作者プロフィール

1965年 大阪府生まれ、兵庫県育ち
1987年 関西学院大学卒業、同年関西より北海道へ 北海道拓殖銀行を経て株式会社リラィアブル勤務 高校時代から本格的に写真活動を開始
1997年~ ポストカード発売 現在第四集
2006年 写真集「汽憶」(エムジー・コーポレーション刊) リコーイメージングスクエア新宿にて個展開催「汽憶」
現在 札幌市在住、ペンタックスリコーファミリークラブ会員