イベントレポート

表参道で、ライカと家電ブランド「ミーレ」がコラボレーション

東京陶芸家 辻厚成さんの作品展示 5月28日まで

ライカカメラジャパンとミーレ・ジャパンのコラボレーションによるイベント「東京陶芸家 辻厚成 × ライカ × ミーレ コラボレーション展覧会 "LOVE"」が始まった。会期は5月28日(日)まで。

会場はドイツの家電ブランド「ミーレ」(Miele)製品のショールームであるミーレ・センター表参道(東京都港区南青山4-23-8)。3階と地下1階に、それぞれ作品展示がある。

ミーレ・センター表参道
ショールーム3階
辻さんの陶芸作品が並ぶ

共にドイツ生まれのブランドで、赤をコーポレートカラーとするライカとミーレ。東京都内に窯を持つ「東京陶芸家」の辻厚成さんが両社製品を愛用しており、自身も赤をテーマカラーとしていることから今回の取り組みが実現した。ミーレ製品が溶け込んだモデルルームのような空間に、陶芸作品の有機的なフォルムが映える。地下1階には、辻さんがライカで撮影した写真作品も並んでいる。

地下1階には、ライカで撮影された写真作品が並ぶ

開幕前日のオープニングレセプションでは、29歳で初めて自分のライカを手にしてから"銀座通い"(=ライカが並ぶカメラ店を巡ること)を続けたというエピソードを披露した辻さん。フィルムライカの時代からの思い出を振り返って、タフな環境でもネジひとつ緩まない頑強さ、ライカレンズで得られる唯一のボケ味など、思い入れを熱く語った。目下、最新のデジタル機「ライカM10」を狙っているところだという。

ミーレの家電製品については、購入から20年以上もトラブル知らずの洗濯機や、ホースを掴んで動かしても平気な掃除機に感じる頑丈さと、どの建築家がデザインした家にもマッチするデザイン性を高く評価していた。

オープニングで挨拶する辻厚成さん

本誌:鈴木誠