デジタルカメラマガジン

デジタルカメラマガジン2016年1月号の「デジカメNEWS調査隊」まとめ

デジタルカメラマガジン2016年1月号の「デジカメNEWS調査隊」で紹介されているトピックについて、デジカメWatchの関連ニュース記事をまとめました。

ピント位置を後から選べる4Kフォトを生かした新機能

パナソニックは撮影後にピント位置を選択できるフォーカスセレクト機能を追加する最新のファームウェアを公開した。対応機種はLUMIX GX8、G7、FZ300の3機種だ。同社の4Kフォト機能を応用した機能で、フォーカス位置をずらしながら高速連写され、撮影後は背面液晶モニターのタッチパネルで好きなフォーカス位置を選んで写真を保存できる仕組みだ。

パナソニック、LUMIX GX8/G7/FZ300に「フォーカスセレクト」機能を追加
撮影後にピント位置を選択 来春にはGH4も

ツートーンカラーが目を引く新色ライカD-LUX ソリッドグレー

ライカは4/3型センサー搭載のコンパクト機「ライカD-LUX(Typ109)」の新色「ソリッドグレー」を発売。本体部分はグレー、ダイヤルやレンズ鏡筒はシルバーとツートーンカラーが目を引く。カラーに合わせ同梱の外付けフラッシュもシルバーになり、ストラップも本革製のものが付属している。

ライカD-LUXに新色“ソリッドグレー”が登場
4/3型センサーのコンパクトカメラ

中判カメラ645シリーズにIRカットモデルと27.5mm相当の広角単焦点レンズが登場

HD PENTAX-D FA645 35mmF3.5AL[IF]

リコーイメージングは、中判デジタル一眼レフカメラ用の広角レンズ「HD PENTAX-D FA645 35mmF3.5AL[IF]」を発売。「smc PENTAXFA645 35mmF3.5AL[IF]」をベースに、高性能非球面レンズやHDコーティングを採用することでクリアな描写を実現している。

PENTAX 645Z IR

PENTAX 645Z IRは、645Zをベースとする赤外線(IR)カットフィルターを外したモデル。貴重な絵画の下絵の調査など非破壊の鑑定用装置として利用できる。専門機関向けの受注生産モデルで一般販売はされない。

PENTAXの645広角レンズ「HD PENTAX-D FA645 35mm F3.5 AL[IF]」
デジタルに最適化

赤外領域を撮影できる「PENTAX 645Z IR」
学術調査や鑑識用途向けに受注販売

脚部が反転するトラベル三脚にスリックから新シリーズが登場!

ケンコー・トキナーは、スリックのトラベル三脚「エアリーカーボン 644」および「エアリーV100」を発売した。どちらも新シリーズ「エアリー」に属し、開脚角度が自動的に標準位置に戻るセミオートラチェットの開脚機構を取り入れている。雲台は644がアルカスイス規格、V100は専用形状だ。

エアリーカーボン 644

スリック、スリムな収納スタイルのトラベル三脚「エアリー」
カーボンとアルミの2モデル

カーボン素材を採用しながら価格を抑えた小型・軽量三脚

ライトカーボン E64

ケンコー・トキナーは、軽量・低価格のコンパクト三脚「スリック ライトカーボン E64」を発売した。縮長530mm、重量1kgの小型・軽量設計による高い運搬性が特徴。開脚はローポジションを含めて3段階の選択が可能だ。雲台には自由雲台を採用。

スリック、価格を抑えた「ライトカーボン」三脚
最大パイプ径22mmの軽量タイプを追加

ティルトレンズシステムが気軽に楽しめるレンズベビーの新製品が登場

レンスベビーの新製品「Composer Pro II with Edge 50」が12月中旬に発売される。その名の通り、Composer Pro IIと、これに装着するレンズユニットEdge 50 Opticをセットにした50mmF3.2のティルトレンズシステムだ。ティルト方向は0〜15°の範囲で任意に調整が可能となる。

レンズベビーに最短20.3cmのマクロ対応モデル
金属外装で絞りリング付きの「コンポーザープロIIエッジ50」

周辺部がソフトに描写されるVelvet 56に銅アルマイト加工の限定版が追加

「レンズベビー Velvet 56」は、レンズ中心では芯のある描写をし、周辺に行くにつれてソフトな描写となる交換レンズだ。このLimited Editionがケンコー・トキナーより発売された。レンズキャップと絞りリングに銅アルマイト加工を施し、専用の木箱に収められて出荷される。

MFソフトレンズ「レンズベビーVelvet 56」に限定カラー
ニコンF/キヤノンEF用。世界400本限定、木箱つき

4方向からの機材アクセスが可能な速写性と拡張性が魅力のバックパック

ハクバ写真産業は、ロープロブランドのバックパック「プロタクティックBP250 AW」を発売した。機動性を重視しており、天面、両側面、背面の4方向から、バッグ内へのアクセスが可能。収納スペースを拡張するスリップロックシステムにも対応し、ポーチやケースが取り付けられる。

ロープロ、ミラーレス向けのカメラリュック
ボディ1台、レンズ3~4本、11インチMacBook Airを収納

スリップロックループで拡張性を高めるプロタクティックのショルダータイプ

プロタクティックシリーズのショルダーバッグモデル。BPタイプと同様に、外装は撥水性の生地を採用し、大切な機材を守ってくれる。スリップロックループを装備し、各種ポーチ、ケースの取り付けが可能なほか、底面のストラップで小型三脚や上着などを保持できる。

ロープロ、バリスティックナイロン採用のショルダーバッグ
一眼レフ機材+13型ノートパソコン用など3サイズ

フロント部に本革をあしらった高級感あふれるリュック型バッグ

アルティザン・アンド・アーティストは、リュック型カメラバッグ「RR4-06C」を発売した。フロントにはバッファローの型押しをした本革を使用しており、独特なシボが上品さを醸す。ショルダーストラップは収納可能で、ビジネスバッグに転用しても違和感がない。

ARTISAN&ARTIST、リュックタイプの本革カメラバッグ
一眼レフ+ノートPC対応

3パターンの装着が可能なストラップ。機能とデザインの両面で優れた逸品

スカウト SH 140

ハクバ写真産業は、ロープロブランドのショルダーバッグ「スカウト SH140」を発売した。ミラーレスカメラ(+交換レンズ2本)の収納を意図しており、ボディは小さめだ。外装素材はコットンのような風合いのポリエステルを採用しており、手触りも良い。

ロープロ、クラシックテイストのミラーレス用カメラバッグ
手触りの良いコットン風生地を使用 タブレット用ポケットも

プロ女性カメラマン向けの機能的でスタイリッシュなショルダーバッグ

銀一は、シンクタンクフォトのカメラバッグ「リリーディアン ルチード」を発売した。「リリーディアン」シリーズは、プロ女性カメラマン向けにと制作されており、ファッショナブルなデザインと機動性、扱いやすさを兼ね備えている。カラーはブラックとブラウンを用意。

デザイナーと写真家、共に女性が開発したカメラバッグ
シンクタンクフォト初の試み ピューリッツァー賞カメラマンが参加

ディスプレイとプリンターの色味が合うカラーマネージメントツールの最新モデル

イメージビジョンは、米DataColor社のカラーキャリブレーションツール「Spyder5Studio」を発売した。パッケージには、ディスプレイ測色用のSpyder5センサーと、プリント測色用のSpyderPrintセンサーを同梱しており、レタッチからプリントまでのワークフローをカバーできる。

プロ向けキャリブレーションシステム「Spyder5STUDIO」
ディスプレイ用、プリンター用それぞれのセンサーをセットに

ミラーレス用外付けストロボに最適なリフレクター&ディフューザー

イメージビジョンは、「ROGUE FlashBender2ミラーレスソフトボックスキット」を発売した。小型のリフレクターとディフューザーで構成されており、ミラーレスカメラ用のクリップオンストロボなどに装着することで、ソフトボックスあるいはリフレクターとしての利用できる。

ストロボアクセサリー「FlashBender」に小型タイプ
ニコンSB-500やニッシンi40などに

電波式コマンダーに対応するコンパクトなレシーバー

ニッシンジャパンは、ニッシン独自の電波式ワイヤレスTTL「NAS」に対応したレシーバー「AirR」を発売。AirRを用いることで、光学式ワイヤレスのみ対応する製品も、電波式コマンダー「Air1」での一括制御が可能になる。モデルはキヤノン用とニコン用を用意。

ニッシンAir1用の単体レシーバーが発売
Di700A以外のストロボでも電波ワイヤレス制御が可能に

レンズ交換式カメラEOSシリーズ累計生産台数8,000万台を達成

キヤノンが福島工場でEOSシリーズの1号機「EOS 650」の生産を開始してから早28年。とうとうEOSシリーズの累計生産台数が8,000万台に達したとの発表があった。記念すべき8,000万台目となったのはEOS 5Ds Rとのこと。今年はEOS 5Dシリーズの誕生10周年でもあり、旧来からのEOSファンには感慨深いことだろう。ちなみにEFレンズは今年の7月に1億1000万本を達成している。

キヤノンEOSシリーズの累計生産が8,000万台に

PENTAX製品の歴史をひもとく新コンテンツがタブレット用アプリ「PENTAX STORY」に追加

ペンタックスが無料で提供しているタブレット用アプリケーション「PENTAX STORY」に、新コンテンツ「PENTAX HISTORY」が追加。1919年の旭光学工業合資会社の設立以来、1世紀近くに渡って数多の製品を世に送り出してきた同社の歴史を、写真家による撮り下ろし作品や機材の使用感、開発陣インタビュー、作例などを交えつつ紹介している。なお、本コンテンツはiPad専用となっている。

タブレット用アプリ「PENTAX STORY」に新コンテンツ
ペンタックスの歴代カメラ70機種を紹介 飯田鉄氏らの対談も収録

ソニー α7 IIがアップデートで非圧縮RAWに対応。α7S IIもアップデートでノイズを改善

ソニーは、ミラーレスカメラ「α7 II」のファームウェアVer.2.00を公開。α7R IIに続き、非圧縮RAW記録に対応した。また、LA-EA3およびLA-EA1で、これまではコントラストAFのみが作動し、像面位相差AFが使用できなかったが、そちらも対応するようになった。また、「α7S II」はVer.1.10のファームウェアを公開。こちらは、撮影シーンによってまれに発生するノイズを改善したという。

ソニーα7 IIが非圧縮RAWに対応
マウントアダプターLA-EA3で位相差AFが可能に

ニコンD4SとD750の動画機能が強化。外部レコーダーの連動機能が追加

ニコンはD4SとD750の新ファームウェアを公開。D4SがVer.1.30、D750がVer.1.10となる。共通の新機能として[外部記録制御]機能が追加。Atomos Open Protocolに対応した市販の外部レコーダー(Atomos社のSHOGUN、NINJA2またはNINJA BLADE)とカメラをHDMIケーブルで接続したときにカメラ側の操作に連動して外部レコーダーの動画記録の開始、終了を行えるようになる。

ニコン、D4SとD750の動画機能を強化
外部レコーダーの連動機能などが追加

ライカTの最新ファームウェアが公開。オートフォーカス速度が約2倍向上

ライカは、ライカTカメラシステム用の最新ファームウェアVer.1.410を公開した。主な改善点は、AF速度の向上、起動時間の短縮、タッチパネルの操作性の向上など。AF速度は従来にくらべて約2倍、タッチパネルの反応速度は再生モード時に従来比で約3倍高速化したとのこと。また、ライカSLレンズも使用できるようになる。

「ライカT」の最新ファームウェア公開。AF速度が約2倍に
新たに標準大口径と中望遠マクロレンズの予告も

(デジカメWatch編集部)