デジタルカメラマガジン

12月号特集は「どっちがいいの?風景写真」

広角vs望遠、日の出前vs日の出後…写真家30人"究極の選択"

11月19日発売「デジタルカメラマガジン2016年12月号」の特集は、「どっちがいいいの?風景写真」です。

30名の風景写真家に16問のアンケートを実施し、広角と望遠、横位置と縦位置、逆光と順光…といった選択について、あえて”究極の2択”として「どちらが好きか」を答えてもらっています。

究極の選択一覧(全16問)

  • 好きなレンズの表現はどっち? 広角VS.望遠
  • 好きな絞りの表現はどっち? パンフォーカスVS.ぼかす
  • よく撮る構図は横・縦どっち? 横位置VS.縦位置
  • 好きな光の向きはどっち? 逆光VS.順光
  • 太陽は画面に入れて撮る? 入れるVS.入れない
  • PLフィルターはよく使う? 使うVS.使わない
  • 白飛びは気にする?  気にするVS.気にしない
  • 好きなアングルはどっち? 見上げるVS.見下ろす
  • 三脚は必ず使う? 使うVS.使わない
  • 好きな撮影時間帯は? 朝VS.夕
  • 早朝に撮るならどっち? 日の出前VS.日の出後
  • 撮影時に使うWBの設定は? 太陽光VS.太陽光以外
  • 撮影時の仕上がり設定は? 風景VS.風景以外
  • 桜を撮るならどっちが好き? 近づいて広角VS.遠くから望遠
  • 滝の流れはどう表現する? ぶらすVS.止める
  • 紅葉を撮るならどっちが好き? 水と絡めるVS.空と絡める
Q1.好きなレンズの表現はどっち? 広角VS.望遠
担当編集者コメント:やはり風景写真家には広角レンズが人気でした。絶景地のスケール感をまるごと写真に収めたいという希望が強いようです。ただし、スケール感を引き出すための方法はさまざま。アングルの工夫や被写体との距離の取り方など、そのための手段を語ってもらいました。一方の望遠レンズ派は、風景の中から見出した美しさを写真に閉じ込めることで、見る人の想像を引き出そうという考え方に基づいています。その手法は広角レンズを多用している人には実に刺激的だと思います。
Q6.PLフィルターはよく使う? 使うVS.使わない
担当編集者コメント:全員が「使う」派に回ることも想定して質問した項目ですが、「使わない」派もちらほら。使う派も、反射を抑えて風景の色を引き出すという目的は共通ですが、どの程度反射を残すか、それにより写真表現がどう変わるのか、コントロールのキモを語ってもらいました。使わない派も、風景の色を引き出したいという点は変わりません。RAW現像時の調整でPLフィルターの効果を代替する方法も教えてもらいました。
Q16.紅葉を撮るならどっちが好き? 水と絡めるVS.空と絡める
担当編集者コメント:紅葉を引き立てる定番のテクニックである「水辺の映り込み」と「青空との配色」。どちらの表現が好きか、あえて一方を選んでもらうと前者の圧勝となりました。その理由はずばり、バリエーションの豊富さ。静と動の対比、シンメトリー、渓流の動感などを意識して撮影ポイントを探す面白さが語られています。

機材選びから表現方法まで、きっと普段と違った考え方や撮影効果の引き出し方を知ることができるでしょう。本特集を通じて、風景写真の懐の深さをさらに感じてみてください。

登場写真家(敬称略)

大和田良 / 片岡巌 / 金子美智子 / 木村琢磨 / GOTO AKI / 後藤昌美 / 斎藤友覧 / 佐藤尚 / 新海良夫 / 高橋真澄 / 高橋よしてる / 高椋俊樹 / 竹本りか / 富田文雄 / 中西敏貴 / 西川貴之 / 萩原史郎 / 萩原俊哉 / 橋向真 / 深澤武 / 福田弘二 / 藤原嘉騎 / 別所隆弘 / 星野佑佳 / 宮武健仁 / 茂手木秀行 / 本橋昻明 / 山下峰冬 / 山梨勝弘 / 山梨将典