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ニコン、D4SとD750の動画機能を強化

外部レコーダーの連動機能などが追加

D4S

ニコンは11月27日、 一眼レフカメラ「D4S」および「D750」の新ファームウェアを公開した。バージョン番号はD4SがC:Ver.1.30、D750がC:Ver.1.10。

D4Sの更新内容は以下の通り。

・ [セットアップメニュー] の [HDMI] に [外部記録制御] が追加されました。[する] に設定すると、Atomos Open Protocol に対応した市販の外部レコーダー (Atoms 社のSHOGUN、NINJA2 またはNINJA BLADE) とカメラをHDMI ケーブルで接続したときに、カメラ側の操作に連動して外部レコーダーの動画記録の開始、終了を行えます。

ご注意

・[セットアップメニュー] > [HDMI] > [出力解像度] > [576p(プログレッシブ)] または、 [480p(プログレッシブ)] 以外に設定してください。

・[撮影メニュー] > [動画の設定] > [画像サイズ/フレームレート] を [640 X 424 30p] または、[640 X 424 25p] に設定する場合は、 [セットアップメニュー] > [HDMI] > [出力解像度] を [オート] 以外に設定して下さい。

* 本機能に関する補足説明書を用意しております。

・下記の現象を修正しました。

- 動画ライブビューで、静止画撮影するためにレリーズしても、まれにシャッターがきれないことがある。

- 動画ライブビューで、HDMI接続した外部レコーダーの音声に約4秒間隔の雑音が入ることがある。

- 撮影したRAW画像を、 [画像編集メニュー] > [RAW現像] でマイナス側に露出補正して現像すると、正しく補正されない。

- [撮影メニュー] > [HDR (ハイダイナミックレンジ) ] に設定して撮影すると、まれに撮影画像が正しい状態で記録できないことがある。

- カメラ背面の液晶モニターで表示したフォーカスポイントの表示が実際の位置からずれて表示される ( [撮像範囲選択] → [5:4 (30x24) ] で、縦位置撮影のとき ) 。

D4S用ファームウェア

D750

D750の変更内容は以下の通り。

・[セットアップメニュー] の [ HDMI ] に [外部記録制御] が追加されました。[する] に設定すると、Atomos Open Protocol に対応した市販の外部レコーダー (Atomos 社のSHOGUN、NINJA2 またはNINJA BLADE) とカメラをHDMI ケーブルで接続したときに、カメラ側の操作に連動して外部レコーダーの動画記録の開始、終了を行えます。

ご注意

[セットアップメニュー] > [HDMI] > [ 出力解像度 ] > [ 576p(プログレッシブ) ] または、[ 480p(プログレッシブ) ] 以外に設定してください。

* 本機能に関する補足説明書を用意しております。

・下記の現象を修正しました。

- 静止画ライブビューで、[ カスタムメニュー ] > [ b 露出・測光 ] > [b3 露出補正簡易設定 ] > [ [露出補正簡易設定 ] を [ する(自動リセット) ] にしてコマンドダイヤルで補正をしても、ライブビューの画面の明るさが変化しない。

- 静止画ライブビューで、プレビューボタンに [プレビュー] を割り当ててプレビューボタンを押すと開放絞りになるが、開放絞りを示すマークがカメラ背面の画像モニターに表示されない。

- 動画ライブビューで、静止画撮影するためにレリーズしても、まれにシャッターがきれないことがある。

- 動画ライブビューで、HDMI接続した外部レコーダーの音声に約4秒間隔の雑音が入ることがある。

- 動画ライブビューで、カメラのモニターに表示されるシャッター速度、F値、ISO感度の値が、実際に動画記録されたファイルの値とちがっている。

- 動画ライブビューで、格子線を表示しながら拡大表示すると、フォーカスポイントの一部が欠けて表示される。

- 1 コマ表示モードで [画像のみ表示] にすると、動画再生中に音量調整ができないことがある。

- 撮影したRAW画像を、[画像編集メニュー] > [RAW現像] でマイナス側に露出補正して現像すると、正しく補正されない。

- [撮影メニュー] > [HDR(ハイダイナミックレンジ)] に設定して撮影すると、まれに撮影画像が正しい状態で記録できないことがある。

- インターバル撮影で [露出平滑化] を [ON] にすると、2コマ以降で露出がオーバーになる。

- ファイル番号に使われる通し番号がずれてしまう。

- カメラ背面の液晶モニターで表示したフォーカスポイントの表示が実際の位置からずれて表示される。

- 一部のメニュー言語で、[セットアップメニュー] > [位置情報] > [位置情報表示] で、文字が欠けている。

- 一部のメニュー言語で、[セットアップメニュー] > [AF微調節] > [個別レンズ登録リスト] で、文字が欠けている。

- 一部の地域で、[セットアップメニュー] > [認証マークの表示] でメニューが表示されない。

・一部のヘルプの記載内容を修正しました。

・VR機構搭載のレンズ使用時、最適なVR効果を得られるようにしました。

D750用ファームウェア

D4Sは、同社フラッグシップのデジタル一眼レフカメラ。有効1,623万画素、35mmフルサイズ相当のCMOSセンサーを採用する。連写速度は11コマ/秒。発売は2014年3月。実勢価格は税込66万4,200円前後。後継モデル「D5」が開発発表済み。

D750は、35mmフルサイズ相当の有効2,432万画素CMOSセンサーを採用するデジタル一眼レフカメラ。可動式の背面モニターを装備した。発売は2014年9月。ボディ実勢価格は税込22万8,880円前後。

(本誌:武石修)