リーベック、スライダー三脚システムをリニューアル

ALX S4 KIT

平和精機工業は、スライダー三脚システム「LIBEC ALLEX」を5月上旬に発売する。アメリカで開催される映像関連の展示会NAB2015（4月13日～4月16日）で展示を行う。

雲台を直線的に動かせる「スライダー」を組み入れた動画、静止画両対応の三脚システム。現行の三脚システム「ALLEX」の後継モデルとなる。

ALX S8 KIT

これまで、スライダーは長さ80cmのみのラインナップだったが、新たに40cmタイプと120cmタイプを用意する。前者はブライダルなどの機動性が求められる状況に、後者はロングショットやタイムラプス動画などに適するという。

スライダー（40cm）

スライダー（80cm）

スライダー（120cm）

従来モデルからの改良点はスライダーの脚の着脱が簡単になったことと、三脚にフックが付きウエイトを下げられるようになった点。それ以外の主な仕様は従来モデルを継承している。

ラインナップは下記の通り（価格は税別）。

• ALX S8 KIT（10万5,000円。三脚、雲台、80cmスライダー、ケース）
• ALX S4 KIT（10万円。三脚、雲台、40cmスライダー、ケース）
• ALX S8 FULL KIT（13万3,000円。ALX S8 KIT + キャスター付きケースRC-70）
• ALX KIT（5万円。三脚、雲台、ケース）
• ALX H（2万8,000円。雲台単品）
• ALX S4（5万5,000円。40㎝スライダー単品、ケース付き）
• ALX S8（6万円。80㎝スライダー単品、ケース付き）
• ALX S12（6万5,000円。120㎝スライダー単品、ケース付き）
• ALX SR4（1万2,000円。40㎝スライダーレール単品）
• ALX SR8（1万7,000円。80㎝スライダーレール単品）
• ALX SR12（2万2,000円。120㎝スライダーレール単品）
• ALX SP（2万4,000円。プラットフォーム単品）
• ALX T（2万8,000円。三脚単品）
• BL-75R（8,000円。75mmボールアダプタ、締付ハンドル）

ALX S8 FULL KIT

ALX KIT

各キットに同梱のバッグ

雲台は動画撮影を想定したオイル式。クイックシューを採用する。75mmボールに対応した三脚に装着可能なほか、雲台下部がフラットになっているため一般的な写真用三脚にも装着できる。

縦位置撮影は不可。最大搭載重量は3kg。カウンターバランス機構（強さ固定）も備える。トルク切り替えも固定式。チルト角度は+90度～-80度。LED照明付きの水準器を装備する。

ALX H

雲台の締め付けノブ（雲台に付属）

三脚は3段のアルミ製で高さは60～150cm。重量は2.5kg。雲台取り付け部は75mmボールに対応する。

ALX T

スライダーはいずれも耐荷重15kg（テーブル上で使用した場合）。75mmボール対応三脚や一般の写真用三脚に搭載しても使用可能。120cmタイプは三脚2台で支える。脚部分で水平の微調整が可能。重量は40cmタイプが1.4kg、80cmタイプが1.8kg、120cmタイプが2.5kg。

レール単品（40cm）

レール単品（80cm）

レール単品（120cm）

プラットフォームは、スライダー上を動く台車のパーツ。8個のベアリングと特殊グリスにより、滑らかで粘りのある動作を実現したという。ベアリングでレールを挟み込む構造のため、がたつきが発生しないとしている。

ALX SP