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リコー「GR」機能拡張ファームウェア第3弾

建物のパースを解消する「シフトクロップ」機能など追加

 リコーイメージングは6月3日、コンパクトデジタルカメラ「GR」の機能拡張ファームウェアを公開した。バージョン番号は4.00。

 GRの機能拡張ファームウェアは、2014年1月に続く3回目の公開。

 更新内容は以下の通り(引用)。

機能拡張内容

  • [撮影設定]の[エフェクト]に[シフトクロップ]が追加されます。
  • [セットアップ]に、[AFモード]が追加されます。[ノーマル][高速]から選択できます。
  • [セットアップ]に、[カード連続 No.]が追加されます。[ON][OFF]から選択できます。
  • [セットアップ]に、[再生アニメーション]が追加されます。[ON][OFF]から選択できます。
  • 再生モードで"RAW +"画像を削除する際、[1ファイル削除]は[RAW+JPEG削除][JPEGのみ削除][RAWのみ削除]になります。

変更内容

  • [絞りプレビュー]の操作性を改善しました。
  • MacとUSB接続時の安定性を向上しました。

 このうち「シフトクロップ」は、縦位置画面の上側または下側を1:1で切り出す機能。カメラを水平に構えて撮影することでパースの少ない写真を撮ることができる。例えば、縦位置画面の上側に建築物が写っている場合、上側をクロップすることで、パースの少ない建築物の写真が得られる。

 また「AFモード」は、「高速」にすると合焦速度が向上する。ただし「高速」の場合、AF動作中は液晶モニターの表示が停止する。構図を細かく調整しながら撮影したい場合は「ノーマル」を選ぶ。

 「再生アニメーション」は、1画像再生での画像切り替え時にアニメーション処理を行うかどうかを設定するもの。

 GRは、APS-Cサイズ相当の撮像素子や焦点距離28mm相当(35mm判換算)F2.8の広角単焦点レンズを搭載するレンズ一体型デジタルカメラ。発売は2013年5月。実勢価格は7万6,340円前後。

(本誌:武石修)