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銀一、クラシックカメラファンが集う「カメラサロン」を6日にオープン

大判機材や引き伸ばし機「フォコマート」などが充実

 銀一は、中古銀塩カメラサロン「CO-CO(ココ)GIN-ICHI CAMERA SALON」を6日にオープンする。今回、オープンに先立ち開催された内覧会にうかがった。※在庫や価格は取材時のものです。

住所は東京都中央区銀座3-11-14 ルート銀座ビル8階。電車の場合は、都営線銀座駅のA7出口からすぐの場所に位置する。営業時間は12時~17時。定休日は毎週日曜日と月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日も休業)。

 販売や買い取りを行なう中古カメラ店としての側面は持ちつつ、基本的にはカメラ好きのためのサロンという位置づけ。写真集などが閲覧できる休憩スペースが目をひく。また100円でドリンクも飲める他、無料のWi-Fiも利用可能。喫煙室までもが備えられている。

 取扱品は内外の銀塩カメラに加えて、交換レンズや各種アクセサリーなどのほか、引き伸ばし機も扱う。特にライツの引き伸ばし機「フォコマート」に力を入れているとのことで、店内に入るとずらりと並んだフォコマートが迎えてくれる。中古カメラ店でも珍しい光景ではないだろうか。

フォコマートやフォコマートのアクセサリーが充実している。

 銀塩カメラはライカ、ローライ、ハッセルブラッド、キヤノン、ニコン、オリンパス、ミノルタといった中古カメラ店で定番のメーカーが並ぶ。またジナーやリンホフといった大判カメラおよび大判用レンズも充実していた。

ハッセルブラッドのコーナー。
ニコンのレフレックスニッコール・C(2,000mm F11)が。なかなか現物を見る機会はない。
国産のMF一眼レフカメラもある。
内外のクラシックカメラも並ぶ。
大判カメラは本体の他にレンズの在庫も多い。
ローライのコーナー。
小物アクセサリーも。

 店長の杉谷徹氏は、「銀座にはカメラ店が沢山あるので、見て回った後に当店で一服していって欲しい」と話す。

店長の杉谷徹氏。
休憩スペースでは飲み物を飲みながら写真集を楽しめる。中には銀一創業メンバーの珍しいコレクションや、作家のサイン入り本も。

 銀一はもともと1972年からCO-COというカメラ店を銀座一丁目で営業していた。当時としては珍しいラウンジスタイルの店で、主に舶来の高級品を扱っていたという。その後10年ほどでその店は畳んだが、今回同じ名前で銀座に出店することになった。

コダックのフィルムやプロ用デジタルカメラを収めたショーケースは一見の価値あり(いずれも非売品)。

(本誌:武石修)