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高島空太写真展「ざわつき」
(ニコンサロンbis大阪)
(2013/5/30 00:00)
世界の存在に確信を見いだせない。自分自身を認識することもできず曖昧性、不安に包まれる。
しかしその中で曖昧さや不安を感じない瞬間がある。その瞬間をざわつきと作者は呼んでいる。
対象に関係なく、突然ざわつきに包まれる。その一瞬を本来の様態に限りなく近い状態で撮り溜めることで認識に近づいていけると思い、写真を手段にして蓄積させている。終わっていくそれらの内と外との対面へと導く。そうやって世界のパズルを完成させようとしている。そのような思いのもと、作者は写真を撮っている。
また、自分の写真が誰かの内に存在する世界の一枚になることができれば、それは自己の認識の大きな手がかりとなる。
しかしながら作者は、完成はしないとも思う。だからこそ撮っていくという。
本展は、2012年に撮影したざわつきを中心に構成している。モノクロ40点。
(写真展情報より)
高島空太写真展「ざわつき」
- 会場:ニコンサロンbis大阪
- 住所:大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
- 会期:2013年6月13日(木)~2013年6月19日(水)
- 時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
- 休館:会期中無休