ソニー、無線LANと180度チルトモニター搭載の「NEX-5R」を国内発売


 ソニーは、Eマウントのレンズ交換式デジタルカメラ「NEX-5R」を11月16日に発売する。価格はオープンプライス。

シルバーブラック
ホワイト

 店頭予想価格はボディ単体(ブラックのみ)が8万円前後、E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSをセットにしたパワーズームレンズキットが9万5,000円前後、パワーズームレンズキットにE 55-210mm F4-6.3 OSSを加えたダブルズームレンズキットが12万円前後の見込み。

 ソニーが8月29日に海外発表した製品。9月に国内で行なわれた製品発表会にて、日本でも年内に発売するとアナウンスされていた。「NEX-6」と同様、ファストハイブリッドAF、無線LAN機能、PlayMemories Camera Appsといった新要素を特徴とする。詳しくはソニー、無線LAN・アプリ機能搭載の「NEX-6」をご覧頂きたい。

 NEX-6との主な違いは、内蔵ストロボとEVFが非搭載の点。180度チルトで自分撮り可能な液晶モニターはNEX-6にはない機構。

 NEX-5Nとの主な違いは、液晶モニターの180度チルト、タッチパネル、無線LAN機能、ファストハイブリッドAF、PlayMemories Camera Apps、10コマ/秒連写時のAF追従、コントロールダイヤルの搭載など。アクセサリーシューはネジ固定式のスマートアクセサリーターミナル2。外付けEVFの装着に引き続き対応する。

180度チルトに対応した液晶モニター外付けEVFの装着に対応
シルバー
ブラック
ホワイト

 撮像素子はAPS-Cサイズ相当の有効1,610万画素CMOSセンサー。1,920×1,080ピクセルのAVCHD動画記録に対応する。感度はISO100-25600。高感度ノイズを適応的に抑制するという「エリア分割ノイズリダクション」を搭載し、画像内の平坦・エッジ・テクスチャといった領域ごとに最適処理を施すという。

 ファストハイブリッドAFは、位相差AFとコントラストAFを併用することで高速AFとAF追従連写を実現。10コマ/秒の連写でAFが追従するようになった。

 液晶モニターはタッチパネルを採用。背面右手側にコントロールダイヤル、シャッターボタンわきにFnボタンを搭載し、好みの機能をアサインできる。

 専用ケース「LCS-ELC5」はE 16mm F2.8およびE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSを装着したままの収納に対応。液晶モニターのチルトと三脚への取り付けも行なえる。

LCS-ELC5(ブラック)LCS-ELC5(ブラウン)
LCS-ELC5(ホワイト)

 タッチ操作対応のモニター保護セミハードシート「PCK-LM13」もラインナップする。

PCK-LM13
製品名NEX-5RNEX-5N
発売年月日2012年11月16日2011年9月9日
撮像素子サイズ23.5×15.6mm
有効画素数約1,610万
動画記録形式AVCHD Progressive
動画記録画素数最大1,920×1,080
記録メディアSDXCメモリーカード、メモリースティックPRO-HGデュオなど
ピクチャーエフェクト15種類
感度ISO100-ISO25600
液晶モニターチルト式3型約92万ドット
チルト角度上約180度/下約50度上約80度/下約45度
シャッター速度30-1/4,000秒、バルブ
最高シンクロ速度1/160秒
連写性能(速度優先)約10コマ/秒(AF追従)約10コマ/秒
使用電池NP-FW50
撮影可能枚数約330枚約430枚
外形寸法約110.8×58.8×38.9mm約110.8×58.8×38.2mm
重量(本体のみ)約218g約210g
質量(撮影時)約276g約269g



(本誌:鈴木誠)

2012/10/30 13:09