RAW現像ソフト「DxO Optics Pro 8」が公開

〜新コントラスト補正機能「Smart Lightng」など

 DxO Labsは29日、RAW現像ソフト「Optics Pro」の新バージョン「DxO Opitcs Pro 8」を公開した。

 11月15日までの価格は、スタンダード版が9,900円(通常価格1万4,900円)、エリート版が1万9,900円(通常価格2万9,900円)。いずれもダウンロード版の価格。パッケージ版は、ソフトウェア・トゥーによると現在準備中とのこと。

 2012年9月1日以降にDxO Optics Pro 7を購入、ライセンス認証したユーザーは無償でアップグレードできる。


(画像はDxO Optics Pro 7)

 カメラとレンズそれぞれの自動補正を行なうDxO光学モジュールの搭載を特徴とするRAW現像ソフト。

 最新版では、RAW画像の色収差補正を改善し、DxO光学モジュール内蔵のデータと画像のコンテンツを同時に解析して補正を行なう。

 なおDxOでは、DxO光学モジュール開発のスピードアップのため、米国シアトルに測定ラボを新設した。従来のヨーロッパに加えて2拠点で開発を進めることで、2013年末にはDxO光学モジュールを計2万個にするという。

 新機能としては、「DxO Smart Lighting」が搭載された。画像に応じたコントラスト補正を一つのスライダーで行なうもので、ハイライト部とャドウ部のディテールを同時に自動的にリカバリする。ハイライト、中間トーン、シャドウを個別に調整するトーン補正ツールも利用可能。

 また、彩度が高すぎる部分のディテールと質感を再現する「彩度過多補正ツール」も新機能。

 インターフェイスでは、ツールパレットの構成が見直された。使用頻度の高いツールを集約することで、初心者でも使いやすくなったという。

 Mac版はRetinaディスプレイに対応した。

 画像プレビュー速度も高速化。元画像、補正中の画像のどちらもすぐにプレビューが表示されるようになった。一度開いた画像については、アプリケーションを再起動しても即時のプレビューが可能。

 プレビューを直接プリントする印刷モジュールの追加も今回から。複数の画像をコンタクトシートとして印刷できる。




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2012/10/25 16:40