【フォトキナ】3G/4G搭載の「GALAXY Camera」をアピールしたサムスン


 サムスンは、Android OSや3G/4G通信機能を搭載した「GALAXY Camera」やレンズ交換式デジタルカメラをメインとしたブース展開。フォトキナ会期前日の9月17日にはプレスカンファレンスも開催した。

サムスンブース

 カンファレンスでは、「SNSという新しいコミュニケーションの枠組みに対応していくために、どんな方法があるのか」とし、その近道としてAndroid搭載の「GALAXY Camera」を紹介した。ブースでは同機種を「Smart Camera」としてアピールしている。

GALAXY Camera
マニュアル操作のレスポンスがよい。レンズは23mm相当からの21倍ズーム
iPhone 4S(右)と比較。GALAXY Cameraのディスプレイは4.8型
カラバリも豊富

 また、世界初のAPS-Cミラーレスという同社NXシリーズには新レンズを追加した。同システムはi-Fn(アイファンクション)システムの導入で操作性とコンパクトさの両立を図ったほか、NX1000では無線LANを搭載。Facebook、YouTube、Picasa、メールとの連動を実現した。

NX1000
NX210
リモートライブビューに対応
EVF内蔵のNX20。こちらも無線LAN機能搭載

 新レンズは明るい85mmの単焦点、動画対応の12-24mm、低価格ポートレートレンズの45mm F1.8をラインナップした。

Samsung 12-24mm F4-5.6 EDSamsung 45mm F1.8

 また、カンファレンスでは「2012年、カメラのトレンドは変化した」とし、この現象が98年にカメラがフィルムからデジタルへ変化した時と同じだと説明。その中で「ベストなスマートフォンとベストなカメラを組み合わせ、Jelly Bean(Android 4.1)を組み込んだ」ものがGALAXY Cameraだと紹介した。

1999年から2011年におけるデジタルカメラの利用イメージ2012年のスマートカメラにおける利用イメージ

 GALAXY Cameraでは、より詳細なシーン認識などの機能を搭載したほか、120fpsのセンサーによりスローモーションビデオの撮影も可能とした。Jelly Beanのアプリを利用可能なため、カメラやSNS関係のアプリを使用でき、3G/4Gのスマートフォンとしてクラウドに直接アップロードできる点も特徴。

 ほかにも、複数枚を撮影した中から最もいい笑顔の写真を組み合わせるなど、インテリジェント性の高さも魅力としている。Best Face機能では、顔をタッチすると候補が表示され、顔部分だけを手動で選んで置き換えるなどの機能を盛り込んだ。GALAXY Cameraは「世界でもっとも優れたスマートフォンのパフォーマンスと能力を活かした撮影が可能」という。

Android搭載によるGALAXY Cameraの可能性をアピールBest Face機能の説明

取材協力:本田雅一

 




(本誌:鈴木誠)

2012/9/22 20:57