木村芳文氏写真展「星降る夜 白山自然態系の世界」(EIZOガレリア銀座)



白山は富士山、立山とともに日本三名山の一つに数えられる山岳です。
その白山に出会い、登り撮るうちに四半世紀が過ぎましたが、ここ数年間で私の白山の見方に大きな変化が起こってきました。
それは、夜の写真を撮るようになったからです。デジタルカメラの進歩は著しく、肉眼では見えない天体をも写し撮ることができます。そのような撮影を続けていると、自分自身の目でもそれが見えるような気分になってくるのです。
白山は、日本海と太平洋に水を分ける独立峰で、夜の白山を撮影すると、名古屋、福井、金沢、富山、高山などの町明かりが写り込んできます。天の川や星の流れを白山とともに撮ることで、水を分かつ白山と人の営みの関係を写し撮りたいと考えています。

木村芳文

(写真展情報より)

  • 名称:木村芳文氏写真展「星降る夜 白山自然態系の世界」
  • 会場:EIZOガレリア銀座
  • 住所:東京都中央区銀座3-10-6 マルイト銀座第3ビル1F
  • 会期:2011年3月21日〜2011年3月31日
  • 時間:10時〜18時30分
  • 休館:日曜、月曜および祝日

(本誌:折本幸治)

2012/3/7 00:00