パナソニック「LUMIX DMC-GF2」のデビューイベントレポート


 パナソニックが12月3日に発売するマイクロフォーサーズ機「LUMIX DMC-GF2」のデビューイベントが20日、クイーンズスクエア横浜「クイーンズサークル」で開幕した。発売前のDMC-GF2を自由に試せるほか、セミナーを聴講できる。ここではその模様をお伝えする。

「LUMIX G 14mm F2.5 ASPH.」を装着したDMC-GF2大きな垂れ幕が目印

 横浜会場では21日も開催する。時間は11時~18時。住所は、神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3。また、大阪会場でも11月27日と11月28日に同イベントを実施する。こちらも時間は11時から18時。場所は、梅田阪急「ビッグマン前イベント広場」(大阪府大阪市北区芝田1-1-2)。いずれも入場無料。

会場の様子

 会場には12月3日に発売するDMC-GF2が丸テーブルに置かれ、自由に操作を試すことができた。装着してあったレンズは、レンズキットに含まれる「LUMIX G 14mm F2.5 ASPH.」。説明員に申し出ればそのほかのレンズも試すことができる。

ファインレッドエスプリブラック
シェルホワイト新機能のぼかしコントロール。画面下のバーを動かしてボケ具合を調整できる

 撮影した画像は、会場にあるエプソン製プリンター「カラリオEP-803A」でLサイズにプリントして来場者にプレゼントしていた。なお、タッチアンドトライコーナーのDMC-GF2は最終版ではないため撮影画像自体の持ち帰りはできない。

 イベントの告知が2日前だったにも関わらず、多くの人が訪れており、クイーンズスクエアに来た人がカメラを見ていく姿もあった。場所柄か若い女性のグループ、カップル、親子なども目立った。説明員は、「『小型になってバランスがいい』、という声が多い」とのこと。

若い女性の来場者も多く見られた
Gシリーズ用のストラップ「DMW-SSTG5」に新色が加わる。従来はブラック(左)のみだったが、新たにベージュ(中央)とレッド(右)をDMC-GF2と同時に発売する“カメラ女子”を意識した展示もあった。マネキンが装着してるストラップはDMW-SSTG5のレッド
パナソニック製(左)とハクバ製(右)のDMC-GF2用ボディケースも展示していた
DMC-GF2の予約をして応募するとボディケースをプレゼントするキャンペーンも実施

 DMC-GF2は、ストロボ内蔵のレンズ交換式デジタルカメラとしては世界最小・最軽量を謳うカメラ。ミラーレスタイプのマイクロフォーサーズシステム規格を採用する。有効1,210万画素の4/3型Live MOSセンサー、約46万ドットのタッチパネル式3型液晶モニター、フルHD(AVCHD)動画撮影機能などを備える。

 店頭予想価格はボディのみが6万円前後、「LUMIX G 14mm F2.5 ASPH.」をセットにしたレンズキット「DMC-GF2C」が8万円前後、レンズキットに「LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.」を加えたダブルレンズキット「DMC-GF2W」が9万円前後。なお、ボディ単体はブラックのみの発売。

 DMC-GF2とDMC-GH2は、ともに3D撮影レンズ「LUMIX G 12.5mm F12」に対応している。そのため、3D撮影と3D対応テレビによる鑑賞が行なえるコーナーもあり来場者の関心を集めていた(DMC-G2もファームウェアアップデートで3Dレンズに対応)。

DMC-GF2とDMC-GH2で3D撮影を体験できるコーナーを設置DMC-GF2に装着した3D撮影レンズ「LUMIX G 12.5mm F12」
3D対応ビエラを専用のメガネで見ると立体視ができる同社の3D対応機器による「3D Link」をアピールしていた
レンズと作例も展示

 写真家の森脇章彦氏によるセミナーを実施していた。DMC-GF2の新機能や使いこなしに加えて、マウントアダプターによるオールドレンズの楽しみなども提案していた。セミナーは各回30分で、1日4回実施。

森脇章彦氏によるセミナーも多くの人が聞き入っていた
セミナーの様子
前モデルのDMC-GF1(右)と比較してコンパクトになったことなども説明横浜会場のセミナースケジュール

 会場では、19月に発売したEVF内蔵カメラ「LUMIX DMC-GH2」のタッチアンドトライコーナーも併設。こちらも希望のレンズやアクセサリーを装着して試すことができる。

撮影した写真はLサイズのプリントで持ち帰ることができる
ビエラによるフルHD動画の上映も実施
同社製デジタルフォトフレームも展示。MW-20/15は、シーンモードごとに再生できる「LUMIXシーンモード再生」機能を搭載
DMC-GH2も試すことができる。また、アクセサリー類の装着も可能
DMC-GF2によるギャラリーも設けていた

(本誌:武石修)

2010/11/20 18:06