「Sony World Photography Awards 2010」の受賞式がカンヌで開催


 ソニーは23日、同社がスポンサーを務める世界最大規模の写真コンテスト「Sony World Photography Awards(SWPA)Cannes 2010」の授賞式をフランス・カンヌで開催したと発表した。

 Sony World Photography Awards Cannes 2010は、ソニー・ヨーロッパが2007年からスポンサーとなっている国際的な写真コンテスト。22日~27日にかけてフランスのカンヌで開催している。応募総数は約8万点。2009年は6万4,971点だった。現地時間の22日、写真家のエリオット・アーウィット氏をはじめとした審査委員会によって、6部門の受賞者への少々式が行なわれた。

 なお、次回の応募期間は2010年5月28日~2011年1月5日。詳細に関してはSWPAのWebサイトを参照されたい。

・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー(プロフェッショナル部門)

 時事/ニュース、スポーツ、コンテンポラリーイシュー、アート/エンターテイメント、広告、ファッション、音楽、ポートレート、コンセプト/構成、自然史、風景、建築の12部門から選出された最優秀フォトグラファーの中からさらに1名を選出した賞。受賞者はTommaso Ausili氏(イタリア)。

(c)Tommaso Ausili courtesy of Sony World Photography Awards 2010

・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー(アマチュア部門)

 プロフェッショナル部門同様に、各部門の最優秀フォトグラファーから1名を選出する。募集部門は建築、コンセプト/構成、ファッション、風景、音楽、自然史、ポートレート、スポーツ。受賞者はVitali Seitz氏(シンガポール)。

(c)Vitali Seitz courtesy of Sony World Photography Awards 2010

・The Sony Campaign Award

 アマチュアフォトグラファーを対象に、「サッカー」をテーマとして2009年に創設した賞。受賞者はGuiherme Junior氏(ブラジル)。

(c)Guiherme Junior courtesy of Sony World Photography Awards 2010

・The Lifetime Achievement Award

 本年度の特別賞。受賞者はEve Arnold氏(アメリカ)。

・Student Focus

 世界60大学の学生を対象に、今後の写真文化を担う人材の育成を目的とした賞。2009年に新設された。

・Youth Award(新設)

 「子どもの権利条約」20周年を記念し、ユニセフとともに「子どもの権利」をテーマに、若者を対象として創設した賞。受賞者はRachita Castelino氏(15歳・ニュージーランド)、Ioana Velescu氏(17歳・ルーマニア)、Chyi-Dean Shu氏(16歳・アメリカ)、Imane Tirich(18歳・モロッコ)、Mariya Maximenko氏(16歳・イスラエル)、Guiliane Betraglia Correia氏(15歳・ブラジル)。

 受賞者はエチオピアで年内に開催する子どもデジタル写真プロジェクト「EYE SEE」の写真ワークショップに招待される。

 また、受賞作品展を欧州、北米、南米、アジアの各国で実施する予定。



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2010/4/23 14:39