ニュース

【CP+2016】キヤノンブースで「ジェットダイスケ×HIKAKIN」ステージ

アメリカでは一眼レフ収録が当たり前?YouTuber目線でEOS 80Dを紹介

左からジェットダイスケさん、HIKAKINさん

CP+2016の最終日、人気YouTuberのジェットダイスケさんとHIKAKINさんの対談がキヤノンブースで行われた。その名も「ジェットダイスケ×HIKAKIN YouTuber流EOS活用術」。

ジェットダイスケさんは、大のカメラ好きでも知られるガジェットレビュー系の著名YouTuber。日本のYouTube黎明期の頃から活躍され、カメラのレビューをテーマにした投稿も多い。今回は発売前の新製品「EOS 80D」を使い、その特徴を動画にまとめてきて披露した。

一方HIKAKINさんは、チャンネル登録者数が計590万という人気YouTuber。ジェットダイスケさんとは対照的にカメラに苦手意識があり、自分の配信で、EOSがどのように役立つのか興味があるようだった。

ステージの冒頭、ジェットダイスケさん、HIKAKINさんとも強調していたのが、「日本のYouTuberはビデオカメラを使う人が多い。でも世界のYouTuber、特にアメリカのYouTuberは一眼レフカメラを使う」ということ。これはYouTubeの視聴数が多くてYouTuber間の競争が激しいアメリカでは、画質をはじめとしたクオリティが重視されているためという。勢い、EOSをはじめとした一眼レフカメラでの動画記録が、YouTuberに支持されているとのこと。

とはいえ、一眼レフカメラのとっつきにくそうな見た目に気圧されるというHIKAKINさん。そこでジェットダイスケさんが制作した、EOS 80Dの性能を動画で紹介。

最初は、ボケの大きさを見せた動画。

ビデオカメラより「背景が大きくボケるので、顔に意識がいきやすい。変顔も強調できる」(ジェットダイスケさん)

「後ろを人が通ってもボケてくれるのはいいかも」(HIKAKINさん)

次はバリアングル液晶モニターによるローアングル撮影や自撮り。

「YouTuberにとって、自撮りできるかどうかは重要」(HIKAKINさん)

動画記録時のAFについて。

「静止画のときは高速に合うけど、動画のときは(時間をかけて)すうっと合う。キヤノンさんは動画のことを考えてくれている」(ジェットダイスケさん)

「タッチAFがとても便利。ピントが合わなくてやり直すことがよくあるけど、80Dならそれもなさそう」(HIKAKINさん)

「顔認識も優秀。サングラスをかけていても認識してくれる」(ジェットダイスケさん)

レンズ交換の魅力について。

「一眼レフならではの機能。世界ががらっと変わる」(ジェットダイスケさん)

「風呂場で撮る時いつも画角が狭くて困っている。広角レンズを使ってみたい」

HIKAKINさんもたどたどしくレンズ交換に挑戦した。

話はEOS 80Dのキットレンズ「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」専用アクセサリー、パワーズームアダプター「PZ-E1」にも及んだ。本来、ズームリングを手動で回転させて行うズームを、スイッチ操作により一定速度で電動ズームさせるアイテムで、18-135mmの下に取り付けて使う。動画記録の場合、手動でズームさせると画面がガクガクしてしまうが、これなら滑らかにズームイン/アウトできる。

ジェットダイスケさんは、離れた場所に設置した三脚にEOS 80Dを取り付け、スマートフォンのWi-FiアプリからPZ-E1をズーム操作。滑らかにズームする動画に感心するHIKAKINさん。

もっとも、HIKAKINさんはWi-Fiアプリでカメラを遠隔操作できる点に興奮しているようだった。「これがあればカメラを離して撮影できる。収録のとき便利かも」(HIKAKINさん)。

EOS 60Dユーザーのジェットダイスケさんにとって、EOS 80Dの各性能はとても満足いくものだったという。またHIKAKINさんには、今回のステージを通じて、一眼レフカメラの良さが伝わったようだ。

なお本日17時より、ジェットダイスケさんのチャンネルで「Canon EOS 80D 徹底レビュー!最新デジタル一眼レフの動画性能を中心に深掘り検証!」が公開されている。ステージで使用された動画を含む、約20分もの大作とのことだ。

(本誌:折本幸治)