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ライカMモノクロームに新モデル ライブビューが可能に
Reported by 本誌:折本幸治(2015/5/1 00:00)
ライカカメラ社は、モノクロ撮影専用のレンジファインダー式デジタルカメラ「ライカMモノクローム(Typ246)」を5月下旬に発売すると発表した。
2012年8月に国内で発売された「ライカMモノクローム」は、モノクロ撮影専用の撮像素子を搭載。「モノクロでしか撮れないデジタルカメラ」として、ライカらしいそのコンセプトが話題になった。このたび発表されたTyp246は、その後継機種に当たる。
変更点のうち目につくのは、撮像素子が変更されたこと。有効画素数が1,800万画素から2,400万画素に増加したことに加え、最高感度がISO10000からISO25000へと増えている。
そしてライカM(Typ240)と同様、ライブビューが可能になった。ライブビュー時には、フォーカスピーキングやマニュアルフォーカスアシストが可能。
センサーサイズは引き続き35mmフルサイズ。同じくローパスフィルターも非搭載となっている。
画像処理エンジンは「LEICA MAESTRO」(ライカ・マエストロ)。バッファメモリーの増量(2GB)と相まって、高速な処理を可能としている。レビューモードでは、撮影画像も瞬時にカメラのモニターに表示されるという。
なお、JPEG記録では、セピア、寒色、暖色などの調色効果が設定できる。加えて、イエロー、オレンジ、グリーンの特殊フィルターを8月以降に発売するという。RAWはDNG形式。
1080pでのフルハイジョン動画記録も可能になった。もちろんモノクロームで記録される。圧縮方式はMotion JPEG。動画撮影ボタンも備えるという。マイクロフォン(アダプターとステレオマイクロフォン)がオプションとして用意される。
液晶モニターは3型約92万ドット。カバーガラスとして、サファイアガラスを採用する。
6ビットコード検知センサー付きのライカMマウントを採用。
ファインダー倍率は0.68倍。ブライトフレームは35mm/135mm用、28mm/90mm用、50mm/75mm用。表示色として赤、または白を選べる。有効基線長は47.1mm。
シャッターは縦走りメタルブレード。最高シャッター速度は1/4,000秒。内蔵モーターによるシャッターチャージを採用する。約3コマ/秒での連続撮影も可能。
露出計を内蔵し、絞り優先AEモードも選択できる。
カラーはブラッククローム仕上げのみ。シャーシはマグネシウム合金ダイカスト。トップカバーとベースプレートは真鍮製。
外形寸法は約138.6×42×80mm。質量は約680g(バッテリー含む)。
価格は税込113万4,000円。