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【CP+】会場で見つけた個性派カメラバッグ/ストラップたち

COTTA、GARIZ、ONA、BAMBI、よしみカメラ

CP+の魅力のひとつに、アクセサリーブランドの製品を実際に手に取って確かめられる点がある。どれほどWeb通販が充実しても、実物の質感や使い勝手は「賭け」になりがちだからだ。本稿では、CP+2015の会場で見かけた上質アクセサリーとアイデア勝負の個性派アイテムを紹介する。

COTTA

LUMIX CM1の専用ケースを出品したことで話題となったブランド。カメラ用のストラップやポーチ類も多数展示している。出展ブースの中でも特に女性客が多い。

注目度の高さから製品カタログが会期序盤で品切れてしまい、急遽増刷したほどだという。

LUMIX CM1用のレザージャケット。イタリアンレザーの素材感がウリ
こちらはレンズ部がマグネットで開閉するタイプ
一番人気というバケットレザーショルダーストラップ。素材感を活かしたシンプルさが人気という。斜め掛けニーズも踏まえ、97cmと120cmを用意。カラーによりリングの色も変わる
カメラポーチとのコーディネートなど、女性客の注目が集まっていた展示
ストラップの質感を試せる
汎用ポーチもシンプルデザイン
まだサイズなどを検討中というが、クリーナークロスの「ミクロディア」で作られた手袋。そのままモニターなどを拭ける
同素材のポーチも用意。かすかにグレーがかった別注カラーが上品

GARIZ

Kカンパニーが取り扱うアクセサリーブランド。商品開発の早さが特徴で、ソニーα7 II用のケースを展示していた。

GARIZのソニーα7 II用ケース。他にもミラーレスを中心に多数ラインナップを展示

ONA

イデアミクスが取り扱う米国ブランド。日本国内ではバッグに続いてカメラストラップも取り扱いが始まり、予想以上の反応に驚いているという。

ONAのバッグが勢ぞろい。現在の取扱店はライカ系に強いカメラ店が多く、実物を試せる機会は貴重といえる
ストラップ。品のあるダメージ加工と、高級感を演出するレザー製の先紐と金属パーツ
リュックタイプもようやく国内取り扱いが始まった

現在はヨーロッパで特に人気が高く、ライカ100周年記念のコラボモデルを販売するなど、レンジファインダー機がお似合いの質感といえる。大型モデルは一眼レフカメラ+PC機材を想定。こだわり派が細部を見れば、その作り込みに唸るだろう。

新モデルの「THE PRINCE STREET」(税別3万9,000円)は、ライカとコラボした「THE BERLIN II」をベースに細部をリファインした製品。サイズ感はそのままに、取っ手や前ポケットの構造を変更している。PC収納部は、11インチのMacBook Airがギリギリ入った。

「THE PRINCE STREET」(スモーク)。キャンバス素材は全3色
奥はレザータイプの「THE LEATHER PRINCE STREET」(税別5万7,000円)。この仕上がりのために、ダメージ加工の前段階でさらに二手間かかっているという

BAMBI

腕時計ベルトでお馴染みのバンビは、昨年からブース面積を拡大し、2度目の出展。サイズ調整にワンプッシュバックルを用いた機構が同社らしい。

「バックル付きカメラストラップ」は夏前の発売を目指す。同社が時計ベルトで扱い慣れている素材・形状だけあり、こなれた仕上がりだ。現在は平紐タイプのみだが、コンパクトカメラ向けの丸紐タイプの登場も待たれる。

カラーバリエーション豊富なバックル付きカメラストラップ
使用例。カメラの落下を防ぐ
バックル部分のアップ。時計ベルトそのままの使い勝手だ

また、レンズ交換式カメラ用の「カメラハンドル」も、時計ベルトの素材を活かした製品。カラーバリエーションの豊富さと発色の良さに、同社らしい強みを見た。

カメラハンドルは2枚の革に手首を通し、ハンドストラップ的な脱落予防も兼ねる
細部を見てもしっかりとした作り
バッグの取っ手のように芯がある高級タイプも
伸縮カメラポーチに、ハリスツイードとレザーを追加。秋頃の発売を目指す

よしみカメラ

「忍者レフ」をはじめとする個性派アイデア商品で知られるよしみカメラは、乗れるカメラバッグ「TRANSBAG」を出品。タイヤが付いたフレーム部分を展開すると、キックボードのごとくそこに乗って移動できる。

TRANSBAGを背負ったところ
この部分に乗る。後輪部分のペダルはブレーキ
乗り方を実演していただいた(撮影:武石修)

よしみカメラでは安全上の注意喚起を心がけており、「周囲の安全を確認してください」、「道路や歩道では乗らないでください」、「施設内では管理者の規則に従ってください」、「片足だけを載せてください」、「キックボードと異なりジャンプなどの技はできません」、といった細やかな注意書きが用意されていた。乗れる体重は100kg、入れられる荷物は7kgまでだという。

荷物を収納する部分
PC収納部もある
右のようにマチを広げることも可能
自転車のように、ベル(つかんでいる部分を回す)とライトも装備

これだけの機能を持っていながら、機内持ち込みも可能なサイズだという。価格は4万4,800円。会場では3万9,800円で販売していた(ともに税別価格)。

(本誌:鈴木誠)