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キヤノン、有効2,030万画素の「PowerShot SX710 HS」

NFC接続と5軸手ブレ補正が強化

PowerShot SX710 HS

キヤノンは、高倍率ズームコンパクトカメラの新製品として、「PowerShot SX710 HS」「PowerShot SX610 HS」を2月19日に発売する。

PowerShot SX710 HS

現行機種「PowerShot SX700 HS」(2014年2月20日発売)の後継モデル。光学30倍ズームレンズ、DIGIC 6はそのままに、撮像素子の有効画素数を1,610万画素から2,030万画素に増加させた。センサーサイズは引き続き1/2.3型。

価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの直販価格は税別3万8,800円。カラーはブラックとレッド。

また、動画記録時の5軸手ブレ補正がより効果的になったという。水平回転軸および縦回転軸の電子補正が進化したことで、走り撮りや後ろ歩き撮りの映像の揺れが大幅に低減したとする。動画記録は60pのフルHDに対応する。

NFCによるWi-Fi接続も見直された。前モデルもNFCを搭載していたが、カメラとスマートフォンをタッチさせた後、自動起動したアプリで接続操作が必要だった。今季の新製品からは途中の接続操作を省略可能。アプリの起動から接続までが自動化する。

同時発表の「Connect Station CS100」とのNFC接続にも対応している。

また、スマートフォンからのリモート撮影機能が強化され、Pモードの他にAv、Tv、Mモードでのリモート撮影が可能になった。マルチアスペクト撮影、フォーカス枠の表示にも対応。AFボタンも設けられた。

ちなみに、キヤノンのスマートフォンアプリはEOS用の「EOS Remote」とコンパクトデジタルカメラ用の「CameraWindow」に分かれていたが、今季から統合され「Camera Connect」になる。

その他の仕様は前モデルを踏襲。

レンズは焦点距離25-750mm相当(35mm判換算)F3.2-6.9の光学30倍ズーム。

最短撮影距離は1cm。

液晶モニターは約92万ドットの3型。

記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。

電源はリチウムイオン充電池NB-6LH。撮影可能枚数は約230枚。

外観にも大きな変化はない。外形寸法は112.7×65.8×34.8mm。バッテリーと記録メディアを含む重量は約約269g。

PowerShot SX610 HS

2014年2月20日に発売された、PowerShot SX600 HSの後継モデル。こちらも1,600万から2,020万へと有効画素数がアップしている。撮像素子のサイズは変わらず1/2.3型。

価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの直販価格は2万9,800円。カラーはホワイト、ブラック、レッド。

新機能としては、カメラが自動的に被写体を見極め、適切な被写体サイズにズームする「オートズーム」が加わっている。

また、液晶モニターが3型約46.1万ドットから3型約92.2万ドットに高精細化した。

新タイプのNFC機能や、Connect Station CS100への対応は、上位モデルPowerShot SX710 HSと同様。

その他の主な仕様は前モデルと同等。

レンズは焦点距離24-450mm相当(35mm判換算)F3.8-6.9の18倍ズーム。

最短撮影距離は5cm。

記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。

電源はリチウムイオン充電池「NB-6LH」。撮影可能枚数は約約270枚。

(本誌:折本幸治)