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【CES】サムスン、APS-Cミラーレス「NX30」を発表
Androidデジカメ「Galaxy Camera 2」や縦グリップ付ハイズーム機も
Reported by 本誌:鈴木誠(2014/1/9 15:20)
2014 International CESのサムスンブースは、CESの会場のひとつであるLVCCセントラルホールの中で、テレビやスマートデバイスなどの展示でひときわ賑わいを見せていた。
その中で多くのデモ機を用意していたのが、ミラーレスカメラ新モデル「NX30」および新レンズ2本と、Android OSベースのレンズ一体型カメラ「Galaxy Camera 2」だ。
NX30は、サムスンNXマウントを採用するAPS-Cミラーレス。Wi-Fi機能、NFCペアリング、スマートデバイスからのリモート撮影に対応する。AFは位相差とコントラストのハイブリッドAF。マイク端子も新たに備えた。
また、NX30はチルト可能な約236万ドットのEVFを搭載。アイピース部分を後ろに1段引っぱると、上方向に傾けることができる。角度ごとにクリックも設けられていた。液晶モニターがタッチ操作対応とアングル可動式になったこともNX20からの進化点。
新しいNXマウントレンズ2本は、どちらも焦点域が16-50mm。大口径の「16-50mm F2-2.8 S ED OIS」と、沈胴式のパワーズームレンズ「16-50mm F3.5-5.6 Power Zoom ED OIS」を展示していた。後者は鏡胴側面のシーソー式ズームレバーでズーミングを行なう。
型番の「S」はプレミアムな位置づけのレンズに今後与える文字だそうで、ブース説明員によると「S」に特定の意味はないとのことだった。
Galaxy Camera 2は、前モデルのGalaxy Cameraに比べてプロセッサーを高速化したほか、NFCに対応。センサー画素数や23-483mm相当の21倍ズームといったカメラスペックは据え置いた。モニターは4.8型。OSはAndroid 4.3。前モデルと異なり3G通信機能は内蔵しない。
手に取れるデモ機はなかったが、ガラスケース内でひときわ目を引いたのが高倍率ズーム機の「WB2200F」だ。1/2.3型センサーに35mm判換算20-1,200mm相当F2.8-5.9の60倍ズームレンズを組み合わせており、今回発表の他機種と同様にWi-Fi機能やNFCペアリングを用いてリモートライブビューなども可能。縦位置グリップのような“Dual Gripデザイン”が、レンズ一体型のデジタルカメラにおいてこの機種を斬新なものにしている。光学式手ブレ補正やEVFも搭載する。
なお、サムスンのデジタルカメラでは、最新ラインナップにおいてWi-Fi機能とNFCの搭載率が100%になるそうだ。