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ソニー、スマホがリモコンになる「サイバーショットDSC-WX200」

 ソニーは、スマートフォンとの連携機能を備えたコンパクトデジタルカメラ「サイバーショットDSC-WX200」を25日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は2万8,000円前後の見込み。ゴールド、ピンク、シルバー、ブラックを用意する。

 有効1,820万画素裏面照射型CMOSセンサーや10倍ズームレンズを搭載したモデル。新たに無線LANによる「スマホ連携」機能などを搭載した。

 これまでの同社モデルでは写真をスマートフォンに転送する際には、スマートフォン側でしか転送する写真を選択できなかったが、今回からカメラ側からも写真を選べるようになった。その場でよりスムーズに写真の転送が行なえるとしている。転送には専用アプリ「Play Memories Mobile」を利用。

 また、スマートフォンをカメラのリモコンとして使用することも可能になった。スマートフォンで構図を確認してシャッターを切ることができる。さらに、撮影した写真を自動でスマートフォンに転送することも可能となっている。

 レンズは35mm判換算の焦点距離25-250mm相当。手ブレ補正の性能をシャッター速度換算で4.5段分に向上させた。またソフトウェアの改良で、ズーム時の合焦速度も増したという。これにより、ズーミングしてもフレーミングが簡単にできるとしている。ソニーではこれらの進化を「新ピタッとズーム!」と呼んで訴求する。

 「プレミアムおまかせオート」のシーン認識パターンが従来の33から44に増加。夜景で人物が動いている場合でもより綺麗に撮影できるようになったという。また、ストロボ撮影時にISO感度を最適に設定し、より遠くまで明るく撮影可能になったとしている。

 ピクチャーエフェクトはパノラマと動画にも適用可能になった。スイングパノラマは360度の撮影に対応した。

 「なめらか肌」、「デカ眼」、「歯のホワイトニング」、「テカリ除去」、「肌の色調整」をおこなえる「ビューティーエフェクト」機能も今回から搭載した。

 AVCHDによるフルHD動画撮影にも引き続き対応する。

 同社製テレビに今後搭載されるという「トリルミナスディスプレイ」に対応した広色域の「トリルミナスカラー」にも対応する。

製品名サイバーショットDSC-WX200
撮像素子1/2.3型有効1,820万画素「Exmor R」CMOSセンサー
レンズ25-250mm相当(35mm判換算)F3.3-5.9
最短撮影距離5cm(広角側)、150cm(望遠側)
手ブレ補正光学式
感度ISO100-3200
ISO6400/12800(画素混合)
露出プログラムプログラムAE
シャッター速度4-1/1,600秒(全モードあわせて)
液晶モニター2.7型約46万ドット
記録メディアSDXC/SDHC/SDメモリーカード、メモリースティックPROデュオなど
連写速度約10コマ/秒
動画記録AVCHD(1,920×1,080・60i)など
バッテリーリチウムイオン充電池「NP-BN」、「NP-BN1」
撮影可能枚数約220枚
外形寸法92.3×52.4×21.6mm
質量約121g(本体)
約105g(バッテリー、メモリーカード含む)

(本誌:武石修)