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【CES】Polaroid、世界初のAndroid OS搭載レンズ交換式デジカメ

 2013 International CESにおいて、PolaroidはAndroid OS搭載のレンズ交換式デジタルカメラ「iM1836」を出品した。Polaroidによると、Android OS搭載のレンズ交換式デジタルカメラは世界初とのこと。

iM1836

 レンズも含め、見た目はNikon 1 Jシリーズとそっくり。会場にはレッドとホワイトの2タイプのボディが展示してあった。ネットへの接続は、本体内蔵のWi-Fiを使用する。

 撮像素子は1インチを予定しており、画素数は1,810万。最高感度はISO3200。将来的には、マイクロフォーサーズ用のレンズが使えるアダプターが用意されるそうだ。

【2013年1月9日(現地時間)追記】

Polaroid主催のプレス向けパーティで関係者に聞いたところ、以下の事実が判明した。

・今回の出品はあくまでコンセプトモデル。
・今回のコンセプトモデルでは、センサーは便宜上、レンズ側に搭載されている。
・そのレンズユニットで得た情報を本体に送信している。
・コンセプトモデルは1インチセンサーを搭載。将来的にはマイクロフォーサーズを採用したい。

 レンズは「Polarid Optics」銘の10-30mm F3-5.6がついていた。液晶モニターは3.5型タッチスクリーン式。画面端左手側には、撮影、再生などに切り替えるソフトウェアボタンがある。会場に1台しかないデモ機は、縦画面表示にも対応していた。

1インチセンサーを撮像素子として採用する予定。接点の数が妙に多い
ホワイトボディも展示してあった

 1080pでの動画記録に対応する他、HDMI出力端子やヘッドフォン出力を備えている。

 本体にSDカードスロットを搭載。ポップアップストロボを内蔵する。

 発売は2013年の第1四半期を予定。価格は10-30mmズームレンズが付属して399ドル。

iM1232/iM1030

 iM1232も1インチセンサーを採用するレンズ交換式デジタルカメラ。ただしこちらはAndroid OSではない。付属レンズはiM1836と同じ10-13mm F3-5.6となる。

 幾分クラシカルな雰囲気のスタイリングを採用。会場にはブラックボディのiM2132とオレンジ色のiM1030が展示されていた。P/A/S/Mの各露出モードが利用可能。

 撮像素子は1型1,810万画素。液晶モニターは3.5型で、自分撮りのため、180度前方に開くことができる。

 SDメモリーカード対応の記録メディアスロットを装備。ポップアップフラッシュも内蔵している。HDIMI出力端子を装備。

 価格は各299ドル。Wi-Fi機能を追加したiM1232Wは349ドルとなる。

【2013年1月10日16時】追加取材で今回の出品がコンセプトモデルであることなどが新たに判明したため、本文中に追記しました。

(本誌:折本幸治)