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赤外線撮影に対応した「PENTAX 645D IR」

〜美術品調査や鑑識など業務向け

 リコーは、赤外線撮影が可能な中判デジタルカメラ「PENTAX 645D IR」を12日に発売する。価格はオープンプライス。参考価格は125万円前後の見込み。

 「PENTAX 645D」(2010年6月発売)をベースに、赤外線(IR)カットフィルターを外したモデル。美術品の調査・鑑定や鑑識などでの使用を目的としており、図書館、博物館、研究機関などに向ける。個人利用を目的とする一般ユーザーへの販売は行なわない。購入者は、使用条件を規定した契約書の締結が必要。

 リコーでは「非破壊の鑑定用撮影装置」と位置づけており、壁画や絵画の下絵および下書きの調査、出土した木簡の文字判読などの利用も想定している。

撮影例。絵画の下絵が確認できるという(黒田清輝「菊」。ポーラ美術館蔵)

 赤外線カットフィルターの有無以外の主な機能は645Dと同等だが、赤外線撮影時はAFとAEが使用できず共にマニュアルとなる。645Dと異なり、赤地のPENTAXロゴを外観に採用した。

 撮像素子は、44×33mmの有効約4,000万画素CCD。レンズマウントは、ペンタックス645AF2バヨネットマウント。外寸は156×117×119mm、本体のみの重量は約1,400g。

 PENTAX 645D IRはビジネス向け製品のため、販売はコンシューマー向けを扱うペンタックスリコーイメージングではなくリコー本体が行なう。