ニッシンジャパン、「微小発光」対応のリングストロボ


 ニッシンジャパンは、「MF18デジタルマクロ」のニコン用を2012年2月に発売する。直販サイトの「ニッシンデジタル・ダイレクト」のみで取り扱い、価格は3万9,800円。キヤノン用も発売準備中としている。

MF18デジタルマクロ

 1/1〜1/64と-2/3EVのマニュアル発光(1/3EVステップ)に加え、1/128〜1/1024の発光を1/6EVステップで制御できる「ファインマクロ(微小発光)モード」を搭載したマクロリングストロボ。ガイドナンバーは16(照射角80度、ISO100)。フォトキナ2010やCP+2011で参考出品していた製品。

 レンズ光軸の近くに光源を配置でき影も少ないというリングチューブを採用。左右それぞれの発光量を光量比を維持したままシフトできるという新方式の制御にも対応した。発光リングはケラレ解消のためサイズ可変式とし、最大77mmの大口径マクロレンズに対応するという。

 シンクロ端子を搭載。ワイヤレスTTLマスター機能にも対応する。カラー液晶モニターによるナビシステムを採用。モニター表示は自動で回転する。ファームウェアアップデート用のUSB端子も搭載。

 電源は単3乾電池×4本。クイックローディングシステムを採用する。発光間隔は約0.1〜5.5秒(ニッケル水素電池、アルカリ乾電池)。発光回数は約120〜800回(アルカリ乾電池)。ニッシン製またはメーカー純正の外部電源にも対応する。

 フルオートおよびTTL発光はキヤノン用がE-TTL/E-TTL II、ニコン用がi-TTL/i-TTL-BLにそれぞれ対応する。調光補正は±3EV(1/3EVステップ)。TTLモード時のみ後幕シンクロとハイスピードシンクロにも対応する。光量比を反映可能な4灯のモデリングLEDを搭載する。

 色温度は約5,600K。閃光時間は1/700秒(リング左右ともフル発光の場合)、1/300秒(リング片側のみフル発光の場合)、1/700〜1/30,000秒(左右両方)。

 本体サイズはメインボディが65×115×85mm、発光リングが134×120×41mm。重量は446g(電池除く)。52mm/58mm/62mm/67mm/72mm/77mmのアダプターリングとソフトケースが付属する。

使用例



(本誌:鈴木誠)

2011/12/16 11:25