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ニッシンジャパン、リングフラッシュ「MF18」にソニー用

1/1,024の微小発光に対応 左右分割の光量制御も

ニッシンジャパン株式会社は、最小1/1024の微小発光が可能なファインマクロモードを搭載したリングストロボ「MF18」のソニー用を2020年1月10日に発売する。販売価格は税込4万5,030円。

既にキヤノン用とニコン用を発売しているが、ソニー用は取付足に金属製のマルチインターフェースシューを採用。樹脂タイプに比べ、剛性が強化しているという。

本製品は、通常のオート、TTL、マニュアル発光のほか、1/128~1/1,024の微小発光を1/6EVステップごとに微細に制御できる「ファインマクロ(微小発光)モード」を搭載したリングストロボ。

発光リング部が左右A/Bに分割されており、TTLでは1/2EVごとに15通りの発光比が選択できる。マニュアルでは、左右別々に調節できるほか、左右の光量比を維持したまま同時にシフトも可能。発光リング内のモデリングLEDランプも、発光リングの光量比に合わせて照射量が変化する。

ワンタッチで発光リングのサイズを変更できる「サイズ可変式発光リング」(49~77mmのフィルター径に対応)を採用。マクロレンズの口径が大きい場合には発光部を開き、ケラレを軽減できるという。

主な仕様

ガイドナンバー

16(ISO100/m)

照射角

80度×80度

発光リング部サイズ(約)

120×134×41mm

発光間隔

約0.1~5.5秒(単3形ニッケル水素充電池・単3形アルカリ乾電池)

発光回数

約120~800回(単3形ニッケル水素充電池・単3形アルカリ乾電池)

モード

フルオート(P-TTL/ADI)、TTL(P-TTL/ADI)、ファインマクロ、マニュアル

ワイヤレス

光学式ワイヤレスTTL マスター

ストロボ調光補正

TTL:-3.0~+3.0(1/3EV ステップ)
マニュアル:1/64-2/3~1/1(1/3EV ステップ)
ファインマクロ: 1/128~1/1024(1/6EV ステップ)

色温度

約5,600K

閃光時間

1/700秒(発光リング左右両方ともフル発光)、1/300秒(発光リング片側のみフル発光)、1/700~1/30,000秒(左右両方)

モデリングLED

4灯

背面操作部

カラーLCD 表示(表示自動回転機能付き)

外部端子

ファームウェアアップデート専用端子(USB miniB 端子)、シンクロ端子、外部電源端子(ニッシンPS8 ソニー用または、純正外部電源に対応)

外形寸法(約)

115×65×85mm

重量(約)

446g(電池除く)

電源

単3形電池×4本

電池収納方式

クイックローディングシステム(バッテリーマガジンBM-01使用)

その他

FEL ロック、ハイスピードシンクロ、後幕シンクロ

付属品

アダプターリング(49/55/62/67/72/77mm)

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。