オリンパスギャラリー、森山大道写真展「route.20」
オリンパスギャラリーは、森山大道写真展「route.20」を開催する。オリンパスプラザ東京で11月4日から、オリンパスプラザ大阪で12月15日から実施する。 カラー約40点を展示。
(c)森山大道 |
国道20号を新宿から下諏訪へと走らせる。それが定めた唯一のルール(目的)であって、どこを撮影するのかはまったく決めていない。甲州街道沿いの宿場町をひとつの手がかりとして、その土地の匂いが色濃く残る場所をカメラ片手にうろうろとする。
森山大道が1968 年にカメラ毎日で発表した『北陸街道』『暁の一号線』『みちのく元旦』『東名-人間を駆使する道』『東京環状・国道16号線 オンザロード 疾走する車窓からの狙撃-日本の現在がそこにある』。ジャック・ケルアックの『路上』に影響を受けて、森山がヒッチハイクをしながら撮影するという、あの国道シリーズを思い出させる。
森山はかつて「たとえ延々とつづくアスファルトの道と、ひとならびの町並みしかなかったとしても、そこに人間がいるかぎり、ハンドルのかわりにカメラを持ってぼくは走りつづけようとおもう」と表現した。それは片手に持つカメラがデジタル(PEN E-P2)となった今も変わることがない。
2010年の夏が終わろうとしていた。
そのジリジリと焼け焦げるような残暑の記録が「route.20」にはあった。
- 会場:オリンパスプラザ東京
- 住所:東京都千代田区神田小川町1-3-1 NBF小川町ビル
- 会期:2010年11月4日~11月10日
- 時間:10時~18時(最終日15時まで)
- 休館日:日曜・祝日
- 会場:オリンパスプラザ大阪
- 住所:大阪府大阪市西区阿波座1-6-1 MID西本町ビル
- 会期:2010年12月2日~12月15日
- 時間:10時~18時(最終日15時まで)
- 休館日:日曜・祝日
2010/10/21 00:00