ソニー、Eマウントのハンディカム「NEX-VG10」を海外発表


NEX-VG10

 ソニーは14日、Eマウントを採用したデジタルビデオカメラ「NEX-VG10」を海外で発表した。9月に発売する。価格は「E 18-200mm F3.5-6.3 OSS」がセットで約2,000ドル。国内での発売は未定。

 NEX-VG10は、ソニーが5月11日にコンセプトモデルを公開して開発を明らかにした「Exmor APS HD CMOS搭載のレンズ交換式高画質ハイビジョンビデオカメラ」と見られる。

 撮像素子はAPS-CサイズのExmor CMOSセンサーを搭載する。レンズマウントは発売済みのレンズ交換式デジタルカメラ「NEX-5」および「NEX-3」と共通の「Eマウント」。別途マウントアダプターを使用することで、既存のAマウントレンズも使用できる。

 画像処理エンジンは「BIONZ」。動画は1,920×1,080ピクセルで記録可能。AVCHD形式で最高ビットレートは24Mbps。14メガピクセルの静止画も撮影可能。静止画は最大7コマ/秒で連写ができるという。マイクは4つのマイクカプセルから成る「Quad Capsule Spatial Array Stereo Microphone」と呼ぶタイプを採用した。このマイクはステレオで高い指向性を持つとしている。

 液晶モニターは可動式の3型(TruBlack)。EVFも備える。操作系にはジョグダイヤルも採用した。アクセサリーシューは、ホットとコールドの2つを搭載する。オプションとしてガンマイク「ECM-CG50」を用意する。

 記録メディアはメモリースティックデュオ/PROデュオとSDXC/SDHC/SDメモリーカード。バッテリーはリチウムイオン充電池。「NP-FV100」を使用した場合、最大315分の撮影が可能としている。

 ソニークリエイティブソフトウェア社の動画編集ソフト「Vegas Movie Studio HD Platinum 10」のダウンロードクーポンが付属する。




(本誌:武石修)

2010/7/14 16:06