ソニー、光学10倍ズームの低価格モデル「サイバーショットDSC-H55」

サイバーショットDSC-H55

　ソニーは、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショットDSC-H55」を6月4日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万2,800円前後の見込み。カラーはブラックとシルバー。

　光学10倍ズームレンズとCCDセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ。2月の「PMA2010」で展示し、海外で発売済みの製品。3月発売の「サイバーショットDSC-HX5V」から外観を継承し、撮像素子を有効1,020万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」から、1/2.3型有効1,410万画素のSuper HAD CCDセンサーとした。レンズは35mm判換算の焦点距離25〜250mm、開放F3.5〜5.5の光学10倍ズーム「ソニーGレンズ」でDSC-HX5Vと同じ。GPSおよび電子コンパスは省略している。

　 なお、DSC-HX5Vは最大1,920×1,080ピクセル/60iのAVCHD動画記録に対応していたが、DSC-H55では最大1,280×720ピクセル/約30fpsのMPEG-4にとどまる。広角端での補正効果が従来の10倍という、動画撮影時の手ブレ補正機構「アクティブモード」はDSC-H55でも引き続き利用できる。

　そのほかの機能面では、「手持ち夜景」、「逆光補正HDR」、「人物ブレ軽減」などの連写合成を利用する撮影モードを省略。パノラマ撮影機能の「スイングパノラマ」は動体・顔検出に非対応ながら搭載した。連続撮影は約1.84コマ/秒で最大4コマ。

　液晶モニターは3型23万ドットのクリアフォト液晶。対応記録メディアはメモリースティックデュオおよびSDXC/SDHC/SDメモリーカード。近接無線伝送の「TransferJet」には非対応。

　本体サイズおよび撮影時重量は102.9×28.9×57.7mm（幅×奥行き×高さ）、約200gでDSC-HX5Vと同じ。

ブラック

シルバー