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キヤノン、ドラマ「東京リトル・ラブ」にEOS 5D Mark IIを機材協力

〜台湾ブログの女王夏宇童さんらが試写会に登場

試写会に駆けつけたリリィ役の夏宇童さん(中)、川口公史役の平方元基さん(左)、茂山正孝役の山崎樹範さん(右)

 フジテレビは、全編をキヤノンのデジタル一眼レフカメラで撮影したテレビドラマ「東京リトル・ラブ」を26日にスタートする。時間は毎週月〜木曜の24時35分〜24時45分。フジテレビ系列全局および青森テレビ(計29局)で放送する。

 台湾から日本にやってきた女の子「リリィ」(19歳、夏宇童=シャー・ユートン)とフラれた元恋人に未練タラタラの刑事「川口公史」(24歳、平方元基)が結ばれていくというラブストーリー。

 キヤノンが機材協力し、デジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark II」で撮影した。26日から2クール(6カ月)に渡って全88話を放映する。スタッフロールには「EOS MOVIE」のクレジットも入る。深夜枠で2クールに及ぶ連続帯ドラマはフジテレビでは初の試み。また、深夜枠での29局オンエアもフジテレビでは異例という。


デジタル一眼レフカメラの特長を活かした作画

EOS 5D Mark II。35mmフルサイズでフルHD動画を撮影可能な唯一の機種として、CMやプロモーションビデオなどの撮影でも採用実績がある

 オンエアに先立ち、フジテレビは22日に完成披露試写会を同局(東京・台場)で開催した。会場にはリリィ役の夏宇童さん、川口公史役の平方元基さん、茂山正孝役の山崎樹範さんが応援に駆けつけた。

 試写会では第1〜4話を上映。これまでのテレビドラマでは珍しい極めて被写界深度の浅いシーンや超広角レンズを使用したと思われるシーンなど、デジタル一眼レフカメラによる動画の特徴を活かした映像を多用していた。EOS 5D Mark IIの高感度画質を活用したことが伺える場面もあった。

 また第1話の冒頭では、素早いパンのカットがありローリング歪みが発生していたが、演出として敢えて採用しているようだった。全体的に被写界深度の浅いシーンが多いせいか、テレビドラマというよりも映画に近い印象を受けた。


フジテレビドラマ制作センターの鹿内植プロデューサー

 キヤノンでは、EOS 5D Mark IIのほかに「EF 15mm F2.8 Fisheye」、「EF 14mm F2.8L II USM」、「EF 24mm F1.4 L II USM」、「EF 50mm F1.2 L USM」、「EF 85mm F1.2 L II USM」、「EF 135mm F2 L USM」、「EF 200mm F2 L IS USM」、「EF 100mm F2.8 L Macro IS USM」、「EF 16-35mm F2.8 L II USM」、「EF 70-200mm F2.8 L IS II USM」、「TS-E 17mm F4 L」、「TS-E 24mm F3.5 L」のレンズ12本も制作のために貸出している。どのレンズがどのシーンに使われるのかは不明だが、本編ではアオリができるTSレンズのシーンも見ることができるかもしれない。

 東京リトル・ラブを担当したフジテレビドラマ制作センターの鹿内植プロデューサーは、「週4回各10分という短い時間の中で、直球のピュアで可愛らしいラブストーリーをやろうと考えました。深夜の時間帯なので1日の終わりに“キュン”として、次の日に元気になれるようなエネルギーを与えられる番組にしたかった。10分で勝負するという新しい形のドラマなので、1枚1枚の画を大切にしています。キヤノンとタイアップしてかなり映像の力もある作品になっています」と紹介した。


「綺麗な映像で日本の良さに改めて気づける」

 主演の夏宇童さんは台湾生まれの21歳。東京リトル・ラブ制作のために来日した。今回の作品がドラマ初主演になる。台湾ではブログの女王として知られており、現地ではCDデビューも果たしている。

夏宇童さん。話せる日本語は有りますか? の問いには、「監督、お寿司おごって」と撮影中に覚えた日本語を披露。ステージで本編の台詞「店長さんの笑顔素敵だから」を話すと、山崎樹範さんは「たまらんっ!!」と叫んでいた

 「作品全体の映像がとても綺麗です。日本のシンボルである桜や東京タワーが沢山の場面に出てきます。仕事が終わって夜の10分間に日本の良さを改めて気付くことができると思います」(夏宇童さん)。

 撮影での苦労を聞かれると、「東京タワーの前で雨に濡れながら5〜6時間ずっと演技をしていたことです。今となって見るとそれも良い思い出です。一番見て欲しいところでもありますね。寒かった中撮影してきたのが実を結んで、改めて作品を見て感動しています」と話した。

 夏宇童さんは、「日本でこのドラマに出演することが決まる以前に、私の曲に“東京タワー”という歌詞が出てきたり、日本語のタイトルの曲があったり日本と関わりがあったのが運命の出会いだったと思います」と振り返っていた。

平方元基さん。「10分という短い時間ですが、毎夜毎夜“キュンキュン”していただける内容になっていると思います」

 平方元基さんは、リリィの相手役となる刑事の役で出演。平方元基さんは緊張しながらも、「今回は普通のカメラではなく、EOS 5D Mark IIという小さいデジタルカメラをムービーで回して撮っています。普通のカメラで撮ったより映像が全然綺麗なので、そこにも注目すると楽しんでもらえると思います。私も4話まで見ましたが、本当に次週が見たくなる内容です」とコメント。

 リリィと出会うときにぶつかるシーンでは、簡単にぶつかっているように見えて実は何回も挑戦したという。「リリィもはね飛ばさるという体当たりの演技でした」(平方元基さん)


山崎樹範さん。「私の仕事は、常にからあげクンを一番良い状態に保つことですね」と話して会場を沸かせていた

 コンビニエンスストアの店長に扮する山崎樹範さんは、ローソンの制服で登場。「ユニホームがとても似合っておりますね。役作りは完璧です(笑)」と店長役を気に入った様子。

 作品については、2人が言葉が通じないながらも心を通わせていく部分が丁寧に描かれていると評価。苦労したのはお釣りを渡すシーンという。「ローソンの方から演技指導があって何度も練習しました」(山崎樹範さん)

 なお東京リトル・ラブは、見逃し対策としてフジテレビの動画配信サービス「フジテレビ On Demand」でも本放送終了後に有料配信する。

 一方スペシャルサイトでは、前回放送話を90秒に再編集したダイジェスト版の無料配信を行なう。さらにフジテレビのドラマとしては初の試みとして、オンエア前の脚本無料配信も実施する。


司会進行はフジテレビの石本沙織アナウンサー
上映を行なったフジテレビマルチシアター 会場は東京・台場のフジテレビ

(本誌:武石修)

2010/4/23 14:42