シグマ、AF速度を高速化した「DP2s」
シグマは22日、35mm判換算で41mm相当の単焦点レンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「DP2s」を発表した。価格はオープンプライス。店頭予想価格および発売時期は未定。21日に米国で開幕するカメラ関連イベント「PMA 2010」で展示する。
DP2s |
2009年4月に発売した「DP2」の後継モデル。AFアルゴリズムの最適化と処理速度の高速化を施したほか、背面ボタン表示の一部を白から赤に変更した。ボタン表示以外の外観はDP2を踏襲する形となっている。
新機能「パワーセーブモード」では電源消灯時のレンズへの電力供給をカットすることで、待機電力を節約する。パワーセーブモード有効時はカメラの起動が通常より遅くなる。同機能は同時発表の「DP1x」にも搭載している。
そのほかの仕様はDP2とほぼ共通。機能面では、ISO感度やドライブモードなど各種設定を素早く変更できる「クイックセットメニュー」、カメラ設定を3つまで記憶できる「マイセッティング」、画調を変更できる「カラーモード、コントラストや彩度などを調整可能な「ピクチャーセッティング」といった機能を引き続き使用可能。
DP2と同じく35mm判換算の焦点距離41mm相当(実焦点距離24.2mm)でF2.8の単焦点レンズを搭載。レンズ構成は6群7枚。最短撮影距離は28cm。
撮像素子はAPS-Cサイズ相当(20.7×13.8mm)の「FOVEON X3 ダイレクトイメージセンサー」。有効画素数は1,406万画素。最大記録解像度は2,640×1,760ピクセル。感度はISO50~3200(ISO1600~3200はRAWのみ選択可能)。320×240ピクセル、30fpsの動画記録に対応。
液晶モニターは約23万ドットの2.5型。内蔵ストロボのガイドナンバーは6(ISO100・m)。ホットシューも装備する。記録メディアはSDHC/SDメモリーカードとMMC。
電源はリチウムイオン充電池「BP-31」。本体サイズは113.3×56.1×59.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は260g(電池、カードを除く)。
2010/2/22 01:00