日本ポラロイド、社名を「フロントランナー」に変更

~事業ポートフォリオの転換を推進

フロントランナーの代表取締役社長を引き続き務める伊藤裕太氏(2006年11月16日の新製品発表会から)

 日本ポラロイド株式会社は1日、2010年1月1日に社名を株式会社フロントランナーに変更すると発表した。米ポラロイドの国内販売会社としての位置づけを脱し、ネットワーク、グローバル化の進展に合わせた事業ポートフォリオの入れ替えを図る。

 フロントランナーは今後、「ポラロイド」の商標権を持つPLR IP Holdings,LCCから同ブランドのライセンス供与を受け、映像および情報家電の販売継続を行なう。代表取締役社長は、日本ポラロイドの伊藤裕太氏が引き続き務める。

 日本ポラロイドは2009年9月にMBO(経営陣の株式取得による事業経営承継)を実施し、米ポラロイドから独立していた。なお日本ポラロイドの株主は、2009年9月28日に米PBE Corporation(保有比100%)からフロンティアーズ(同100%)に移動している。

 これまで販売していたポラロイドブランドのカメラ、フィルム、モバイルプリンター、デジタルフォトフレームについては取り扱いを終了するが、これら製品のアフターサービスは継続するとしている。

 米ポラロイドは、2008年12月18日に連邦破産法第11条(チャプターイレブン)の適用を申請していた。




(本誌:武石修)

2009/12/2 13:05